現在色々調査する中、 軽油の品質で疑わし事は、いくつか存在していて、勿論非常に大きな問題は不正軽油でしょう。 しかし、その実態を掴むのには広範囲に及ぶサンプルの入手から、分析まで時間と費用的にTL1社が動いてもどうにもなるものではありません。 不正軽油の中には、かなり不適切な添加剤が使用され中には酸化されやすい高分子を含んだり、Naが含まれたりと疑えば限りがなくなります。
ところで、昔のブログを見直すと第1回めの交換したときのPeugeot307HDi136の燃料フィルターの写真が出てきました。
これを見るとそれなりに汚れていますが、実物は真っ黒ではありません。 第二回目交換したフィルターは、多分会社で保管していますので今晩にでも探して乗せることにします。 記憶では、綺麗で交換しなくても良いぐらいでした。
さて、不正軽油以外に考えられる事は、脱硫をかなり強く行っているために、JISの規格の範囲とはいえ残留炭素分が多くなってきていて、コモンレールのシステムの中で、酸化し純化したものがフィルターに捕らえられるケース。 しかし、どうも全ての車両に対して同じ状況ではないので、どうもこの辺りではなさそうです。 では各社・各製油所での軽油成分の違いと言えば、低硫黄化した際に潤滑性を保つ為に添加されている潤滑性向上剤(通称LI)やセタン価向上剤(使用は僅かと思われます。)等、は独自の処方になっている。 特にLIは最近の傾向として、安くてかなり粗悪と思われる種類のものも使われているようで、その中には、ロジンと呼ばれる芳香族脂肪酸のような酸化されやすいものも含まれるようでこの辺りも十分疑っていかないといけません。 自分が開発したLIは、パネルコーカといって高温にしたアルミの板にたらしていっても表面が黒いデポジットを発生しないようにしていますが、現行の多くは、真っ黒なデポジットが出来てしまいます。
とにかくフィルターにトラップされないでコモンレールのシステムにこの様なカーボン上のものが入れば問題を起こしそうな部品システムはいくつか思い当たります。 実際にトラブルが発生しているかもある程度掴んでいますが、今後の調査でその原因が軽油から来るものなのかを含めて追っかけて行こうと思っています。 もし情報をお持ちの方はご連絡下さい。 本当は色々書きたい事が山ほどあるのですが時期尚早という感じなのでこのくらいにしておきます。