日産が新たに日産マーチの一部の車両にカーボンオフセットを導入するようです。 その概要は、「マーチを1台購入すると、約8千キロメートルの走行で排出されるCO2排出量に相当する1トン分の排出権を取得する。」というもの。 ちょっとわかり難いかも知れませんね。 簡単に言えば車両代金の一部をCO2排出権を売買している機関から購入し、この機関はその費用でクリーンエネルギー事業や植林等にに投資或いは海外から排出権を購入して、京都議定書に定められた日本の6%削減に使ってもらおうというものです。
正直日本ではCO2排出権を取引しても実際に排出する量が減るわけではなく、政府に対して消費者から受け取ったお金でCO2排出権を買って届け出るだけで、政府が自分たちが達成しなければならない仕事を金で楽にしている以外の何者でもないといえます。 以前触れた、エコバックの販売価格の一部をCO2排出権購入の為政府に寄付するのと全く同じで、イメージだけで実質政府の回し者みたいな行為と言ったら言いすぎでしょうか。
それより、白熱電球を蛍光灯電球やLEDに替えたり、エアコンの掃除をしたり、古い冷蔵庫を最新の物に変えるとそれこそこの何倍かのCO2削減が実質できるんです。 買い替えで言うと、炊飯器も馬鹿にならない。 実際に炊飯器と冷蔵庫を最新のものに昨年から変えてから電気代が信じられないほど下がってびっくりしたほどです。 現状1トンの排出権は、2007年で2300円です。
電力で換算すると大まかに言って 1Kw=0.405Kg ですから 1トンは2469Kwです。 たとえば80Wの電球を蛍光灯タイプに替えるだけでも60W節電できます。 これが、玄関入り口に取り付けてあって夜中中ついていると仮定すると場所にも寄りますが、年平均すると12時間点灯するとすれば350Kwです。 電球1個でもこの15%近くを実質減らせるわけです。 今時照明に白熱電球を使っている家庭は少ないと思いますけど、地方に行くと結構見受けます。 日本国内の白熱電球やクリプトン電球を全て取り替えるとかなりのCO2削減ができるのです。
どうせやるなら、日産車を購入された方にCO2排出量計算ソフトを配り、現状を報告してもらい削減方法のアドバイス帳を配って1年後の実際の削減量を出してもらい、もしある一定量を上回る削減ができたお客様には車検整備代サービスなんてことをやったら最高なんですけど! 何かやっていることが的外れな企業ばかりのように思えます。
はっきり言えば、本末転倒のキャンペーンなんかお止めなさい。 メーカーも、ユーザーももっとやるべきことは沢山ありますよ。 ゴーンさん、実を取る事を考えないと益々日産離れは起きてしまいますよ。 日本のユーザーは、イメージなんかにごまかされませんから。