さて、前回トヨタがリコールではない部品交換の一大キャンペーンでDGIエンジンの汚名を挽回する戦略を密かに進行させていることに触れました。 これと同じ時期にアメリカのGMが2008年のキャデラックSTSに新しいDGIエンジンを載せると発表しました。 このエンジンは特別新しい機構を持つかといえば残念ながらNoですけど、従来の技術を組み合わせることで新しい機能を持たせています。


詳しくは、Green Car Congress を参照してください。 簡単にまとめると、このエンジンは、V6-3.6Lで可変バルブタイミングVVTを備えており、トルクで8% 出力で18%従来のエンジンを上回り(336Nm/5200rpm、225Kw-302馬力/6300rpm)同時により少ない燃料消費(未発表)だと言います。 このエンジン以前にGMは2種のDGIを世に送り出しています。 でもこのV6に備わるVVTは従来のもの以上に排気バルブのタイミングを遅らせることで排気が戻るように設計されておりEGRバルブを持たせずに燃焼温度を下げることが出来、EGRバルブ・EGR配管・吸気バルブや吸気ダクトなどが汚れること無しに行えること。 ここからは勝手な予想ですが、吸気量を吸気側で測定すればEGRを使いながら理論空燃費で運転することも可能となり、また、希薄燃焼も可能な状況にあることです。 例えば、冷間時には、過剰酸素域でHC・COが減らせると説明があり、より早く排気温度上昇=触媒が活性化し、通常運転では、自己EGRにより理論空燃費でありながら三元触媒が使える状態で運転出来る利点があると思います。 同時にシリンダー内に、より高圧で噴射するので、気化する際に吸気温度を下げる為より高い圧縮比11.3:1を確保しています。 吸気側にEGRを持たないことにより三元触媒が使いながら多量のEGRをかけて効率よく燃焼させることも可能になるポテンシャルがあるように見えてきます。 現在のストイキDGIは全てEGRを持たなず、気筒内噴射による充填効率アップを狙ったものより優れているかもしれません。 ただ気になるのは、


V6とV8を担当するチーフエンジニアが言う戦略が、出力等の性能を落とさずに燃費を改善していくと言う事。 従来の性能を確保できるほど、現在のアメリカの環境状況は良くないことには気が付かないのでしょうか? V8のガソリン車はいらない!例えアメリカで在っても、V6のディーゼルがその役目を果たせることにはまだ気が付いていないという事。 地球温暖化抑制には、アメリカが動かないと困難だと言うことを早く気が付いて欲しいものです。 

でもこの技術完成したとはいえないまでも、DGIの新たな可能性を想像されるエンジンです。