首都圏で、バイオエタノール入りガソリンの試験販売が今月27日から始まります。 実際にはETBEに変換された物が使用され海外で使用されているE3(直接ガソリンにエタノールを添加するもので、重量比で3%エタノールが含まれるもの。)とは若干異なるものです。  面白い点は、政府が薦めるものはE3で石油業界が推進するのはETBE7%添加したものです。 何故7%かと言えば、エタノールを3%分含有相当のETBEを作るとETMEの方が比重が大きくなる(当然分子量が大きいので重たくなる。)ので等価量で言えばエタノール3%と同じ事になります。 ただし、ETBEに変換する時にエネルギーが必要となりCO2低減においては不利になると思われがちですが、石油業界は、レギュラーにする時の各成分バランスを調整する(オクタン価をRONで調整し92にそろえた場合と思われます。)とMJ辺りのCO2発生量は、

              

1.従来ガソリン            83.374   g/MJ  

2.E3ガソリン 81.696 g/MJ

3.ETBE(FCC-C4原料) 81.310 g/MJ

4.ETBE(ブタン異性化・脱水素) 81.652 g/MJ


と言う報告経済産業省が発表しています。  これだけを見るとETBEの方が加工エネルギーを入れてもETBEに軍配があがると思いがちです。 しかし、実際にはこれにはトリックがあり、原料をどう調合するかでこの程度の差は十分調整可能に思えます。 これに対し、環境省は、E3を推奨しています。 E3の方が非常に単純であり何処のメーカーも参入しやすくメリットがあるように思えます。 反面水が混入した場合などの問題点を指摘する石油業界はETBEしか考えられないと言う状況です。 でも待ってください、E3が決められた理由は、3%までならエタノールを直接添加しても問題が無いというので決められた数字ではなかったでしょうか? 最近は軽油ばかりテストしていたので、E3よりETBEが確実に優れているかどうかを、一般の眼で見ながら、同時にE3のガソリンの性能を劇的にアップさせる新技術も含め紹介していこうかと思います。


次回CO2削減量は、本当にETBEの方が優れるのか。 水が混入した時の問題は本当なのかも含めて考えてみたいと思います。