TLの新長期規制を2005年7月7日にクリアし、登録を同年8月に完了し、タービュランス・エクストリーム軽油(登録商標取得済み)の長期試験で4万Km走行した307HDi136は、その間、できる限り石油元売の製油所直の軽油をベース軽油として使用してきました。 勿論、何処のサービスステーションで入れても軽油の硫黄分は10ppm以下のはずですが、例え元売の看板を取り付けていても、その中身の保証は100%で在るとは限りません。 と言うのも、直営店であれば、全てその石油メーカーから購入し、例えバーターされていたとしても、あくまでその地域の輸送所(各社共同で蓄えておく施設)から運ばれてきます。 この為、同じ製油所のモノとは限りませんが、少なくとも各元売の製油所から運ばれてきたものです。


 月間の購入量を決めて市販価格より安く購入している会社・企業が多量に契約購入しすぎてしまった場合、自社以外に販売して、契約量を確保しようとするのが転売です。 この場合例え購入価格より安く販売しても、契約量が多いので自社使用分の価格は安くなるわけです。 ところが、違法軽油の場合には、これらのものに混ぜて販売される場合あり、同時に転売品は常にあるわけではなく定期的jに購入するわけではないので、購入側も販売側も殆んど足がつかないばかりか、サービスステーションの中には気が付かずに販売してしまう事すらありえます。 と言うのも最近の違法軽油は、性能まで考えて作られているらしく、使用側も気が付かない場合すらあると聞きます。 (参考までに、TLの添加剤がこの様な目的に使用される可能性があった為、現在は、購入する会社の登記簿の写しの提出を求めています。 また、灯油に添加して使用できる添加剤の販売を取りやめ、軽油に添加し燃費を大幅に削減できる技術を開発し、現在大型車両で使用前実車確認が、大手企業で進んでいます。 同時に、特殊マーカー(クマリンとは異なるモノ)を使用しているため、万が一使用されても、トレースする事が可能になっています。) また、一部のローリーでは、ガソリンと軽油の搭載室(ローリーは通常6つの部屋に分かれています。)の区別が行われていない為少量とは言え、軽油にガソリンが、或はガソリンに軽油が混ざる可能性が在るわけです。


 軽油にガソリンが混じる(或はその逆)を避ける方法はあるにはあるのですが、そんなに神経を使っても意味がないので、少なくとも、元売でも確かなところを使ってきました。 その後の4万kmは、一切その様なことを考えずに、安売り店のものを使ってその違いなどを確認したりしているうちに、ちょっと従来見た事の無いほど色がついた軽油が多いのに気が付きました。 



kc1 判りやすいように白いタオルの上に置いてみました。 左は従来の透明無色のもの。左は添加剤ではありません。 これもきっちりしたメーカーの軽油です。 こうも違うとやはりビックリです。

従来硫黄分を500ppm以下にし始めた頃から、脱硫時に硫黄分とともに天然の酸化防止成分が除去され同時に燃料ポンプの摩耗を防ぐ為に添加される添加剤のタイプにより1ヶ月ぐらい経つと黄色に変色してしまう事があります。 しかし最近のものはとんでもなく色が濃い。 これに対し、一部の製油所から支給されるものは殆んど変色していません。  通常この様に色がついても性能は全く変わりません。  でも普通の方が見るとここまで色の差があるとちょっとうたがってしまうはずです。 で、現在製油所がわかるスタンドで、入れ替わりが良い(トラックなどが良く使っている)スタンドと殆んど入らないスタンドで違いが在るのか意地悪な調査をすると何処の製油所はどのタイプの添加剤が使われているか、判ってしまいます。 さらに厳密に言えば製油所の設備によりサルファフリーにする際、深脱装置の違いから、どうしても10ppm以下にならない場合にはケロシン等の軽く硫黄分を含まない成分を加えている場合もありこれは燃費を悪化(カロリーが低い)する場合もあります。 


これを読むと軽油やガソリンの選択って、あるのだろうか?と疑問をもたれるかもしれません。 細かく言えばありますが、それは業界にいると判るだけで、その差を実感できるかと言えば、差を出す確認法は無くもありません。 しかし、原油が変われば又それもかわる。 一番はご自分が良いと思うものを使うことです。 


でもTLみたいに添加剤を使用すると、軽油に関しては一部の添加剤のレスポンスが変わってしまう場合もあるので、一旦処方を決めると各社の軽油を使って確認しないといけない、今はそんなかたちでたまには、東京周辺以外の製油所の軽油を入れに飛び回る事もあります。 添加剤は奥が深い。 どの場合でもしっかりとした違いを出せるもの。 Extreme軽油用添加剤は、今の所十分な違いが出ているようです。 最低+5%の燃費低減は、どうも確実になりそうです。 3月以降に試験販売予定してます。