ECUを交換後、NOx測定用に購入したHORIBA製NOx測定器で、添加剤によるNOx低減率のデータ測定を行うため、基礎データを一昨日取りました。

horiba1 アイドリング中の最大値です。 これ以上の数値は1時間測定しても得られませんでした。

horiba2 センサーは、排気管に取り付けた鋼管に取り付けています。 配管の根元に取り付けたのは、外気の影響を受けないようにある程度配管長を取る必要があったからです。 この測定器の詳細は近くレポートします。 でもこれ測定器具の総額は、軽自動車よりずっと高いんです!


 ところが重大な違いを発見!従来のECUでは、アイドリング時にある一定期間の間は60~80ppmを示し、しばらくすると、180~200ppmを示すことの繰返しでした。 要するに噴射状況をアイドリング時にコントロールしているのがはっきりと分かる状態でした。 ところが、今回はアイドリング時には、常に一定値を示し一切大きく触れるようなことがなくなっています。 しかし少しでも回転をあげると、すぐに大幅に下がり回転数によってNOxの変動が起こらない状況にあることが分かりました。 ただし、NOx低減用の添加剤を通常より多く使っての確認(アイドリング時のNOxをどれだけ下げられるか確認したかった。)の為、回転上昇時は、従来の半分しかNOxは出てきません。 どうもアイドリング時と通常回転での噴射状況が変わってしまい、ゼロからデータを取り直さなければならなくなってしまいました。 

ECU1 前回取り替えたECU


 さて、過去のデータが無効になったのは良いとして、やはりECUの中身一つで排ガスの状況は変わってしまいます。 これって、なんかおかしくないかな? これでは、誰も認定試験車両と販売車両が同じかどうかなんて、判断できない。 ましてや、一般に販売されたりするものと、雑誌社がテストするものと同じで無いなんて事は以前から業界ではあたりまえになっていましたが、 もし、ECUの内容を適当に書き換えられるようにし続けると、或いは学習機能があったりするだけでも、排ガスの状況は大きく変わってくる可能性があります。

これって規制しなくていいんですかね? メーカーの良心に任せるのでは、EGRを殺してしまう会社があるぐらいですから、今の日本企業には任せられないと思い、データが無効になった以上にショックを受けています。 勿論、試験モード以外で運転するととたんに排気の汚くなる車が多いのは、わかっていますが、これでは、排気ガス規制の意味が無い。 PMはDPFで十分に取り除かれますが、NOxについては、規制してもこれでは全く意味が無い。 規制の方法を変える必要を強く感じます。 メーカーさんには、嫌な意見でもこれは重要事項! 他の業界が受けている規制を考えればこれは当然です。 今後どの様に働きかけるか検討しようと思います。 良いご意見が、あれば是非書き込んでください。


以前書いたことが、現実化してきました。 これはある意味困ったこと!でもメーカーにとってはこんな都合の良いブラックボックスは無い事になります。 規制の意味って何なんでしょうか?