ガソリンなんて みな同じって思っておる方多いのでは? ある意味正しくある意味間違ってiいます。 基本的には、各社の製油所の設備や原油の産地等、若干の差はあるものの、JIS規格を満足していれば、さほどの違いは無いといえます。 せいぜい未洗ガムと蒸留性状90%点の違い位でしょう。 勿論未洗ガムは出来るだけすくないにこした事はありませんし、蒸留性状90%点が低いにこした事はありませんが実質大きな違いはありません。 では、違いは何処にあるか。 差別化できていないハイオクにはちょっと変わった技術が使われているものがあります。


ハイオクは、現在全てのものがオクタン価100(リサーチ法でモーター法ではありません。)で違いは清浄剤ぐらいでした。 でも清浄剤もPEA(ポリエーテルアミン)、IPB-A(polyisobutylene amine)或いはマンニッヒ反応によるマンニッヒ系アミンの清浄剤が使われています。 性能はPEAだけが燃焼室内部までカーボンデポジットを落せますが他の2種はインテーク系や吸気バルブデポジット及びインジェクターデポジットしか除去出来ません。でも価格が安いため吸気及びインジェクターの汚れを数回給油すれば落せる性能を出せる程度添加する事は可能ですが今は汚れが着かない程度の濃度しか使われていません。 従来は全社PEAをしっかり添加していたのですが、価格が2.5倍以上違うので殆どがPEAを使用していません。 

結局、エンジンの燃焼室まできれいに出来るガソリンは、近く発売予定のどこかのエクストリーム ガソリンステージ2(全国展開はかなり時間がかかりそうですが)で実質現状市販されているものは無いのが実情です。 では違いのあるハイオクとはいったいどんなものなのか?


それは、エンジン内部のフリクションを下げる添加剤を使用したガソリンです。

これは、ガソリンに添加すると、気化しにくいためシリンダー壁等のオイルに付着しピストンリングとシリンダー壁の摩擦を下げる。 さらに使い続けるとオイルにこの添加剤が溶け込みエンジン内部の摩擦を減少させるというもので、油脂をアミド化したものが市販のものには使われています。 それ以外に、より効果が高く価格の高いものもあります。(化学物質的には、ちょっと難しいので控えます:内緒!) でもどちらも、デポジットを増加する為、清浄剤の選択が難しく正直未洗ガムの限界ぎりぎりにしないと本来の性能は中途半端で終わります。

では、性能的には、どの程度違いがでるのでしょうか? 燃費では3~5%出力では5~7%改善できます。 

これって、自動車メーカーが何千万もの開発費をかけてもそう簡単には達成できない数値だと言う事。 つまりガソリンも進化しているのです。 実際にテストすると1万Km程度走行している車両だと、この添加剤とPEAさらに特殊アミンの組み合わせで平均6%もの燃費改善ができています。 中にはエンジン内部の汚れが除去される事との相乗効果で、10%を越えたものもあります。(エクストリームガソリンの社内データによる。) 


さてこんなに優れたガソリンが造れるのになのに現状販売しているのはただ1社。 では、何故他社は販売しないのか? 答えは簡単です。 まずは添加剤を使用することによるコストアップ。 これは、実質何とか許容できる範囲(但し、十分な性能を出すほど添加すると清浄剤とほぼ同じコストがかかります。)ですが、販売量は、燃費節減分減ってしまうのです。 環境を考えたらこの種の添加剤は、燃料の進歩として使用されるべき物です。 でも所詮利益重視の社会、差別化をしたくても石油元売全社が使用すると各社は販売量を増やす事は出来ずに、結局添加剤コスト分+販売量の低下分損してしまうのです。 環境を考えるか企業の利益を優先するか、今の石油業界の答えは言うまでもありません。 では、今の一社は何故使用しているのか?すばらしいと言いたいところですが、燃費3%は実質理想条件のを満たした場合で十分な効果を得ているとは言いがたい添加量と言うのが個人的?意見です。 もう少ししっかりした処方にすればその差が入れた直後から分かるんですがね。 

ついでに、ある特定の企業の広告をしたく無いので、

(このハイオク、以前のバージョンでは、エンジンが温まらない程度で直ぐ停める事を繰り返すとエンジン内部の汚れが増加し始動困難になる重大欠陥を有していました。 TLのエクストリームガソリンの開発過程でベンチマークにしその上の性能を目指す際、清浄剤の種類と添加量から判断し、疑問をもっていました。 そこで自動車メーカーのT社が行うような非常に厳しい試験を実車で2ヶ月行なったらエンジンがスタートできなくなり、最終強引にスタートGA-XXでエンジン内部のデポジットを除去したら通常通りエンジンもスタートするようになった代物でした。) 現状のものは清浄剤を替え添加量を大目にして対処したようですが、性能は確認していません。 現在の性能は、皆さんの使用しての判断に任せる事とします。


でもきっちり処方すれば、ガソリンを変えるだけで燃費で3~5%改善できるとしたら、画期的だと言えるのでは無いでしょうか?


注:燃費低減率は、最新の低フリクションエンジンの場合新車で2%、反面一般高出力エンジンの場合5%程度とエンジンの設計等により異なります。 


次回軽油の燃費節減効果について。