★あの日の思い出★ | ATMに走るその姿は生き急いでいる魂の雄叫び

ATMに走るその姿は生き急いでいる魂の雄叫び

さあみんな吼えろそして走れ力の限り

ダメだ。

今日はやる気がない。いつものやる気が5だとしたならば、

今日は3しかない。

しかも、暇という・・・ね。


会議とかはあるんだけど、

どうも定時以降でそれまで何してればいいのん。

スロット打ちに行ってもいいのん。

だめのん。


今日はなんだかうやむやな天気だね。

こんな天気のときはあの事を思い出すよ。





あれは、小学生の時だったから

十数年前の事になるか。

当時、俺は普通だった。可もなく不可もあり、普通だった。

どこにでもいる普通の小学生だった。

そんな俺があるとき、とんでもないものを発見してしまった。


































歯磨きガム。


それをコンビニで発見した時は目を疑った。

なんたることだ!

ガムというお菓子でありながら、歯磨きができるという

画期的かつ、実用的で秀逸な一品であると。

俺は天才だ!

と思った。


それ以来、ガムをかんだ。来る日も来る日もガムをかんだ。

もちろん、歯磨きはあんまりしていない。


そして・・・


































虫歯になった。


どういうことだ?!

歯磨きガムといけしゃあしゃあと、

はっきりと明確に書いてあるのに

なぜ俺は虫歯になった?

もしや、量的に少なかったのか?!

くそ!俺のお小遣いではこれが限界なんだ・・・。



しかし俺に電流走るっ・・・!!!

これはっ・・・!!!

商品名は歯磨きガム。

つまり、歯磨くガムではない。

しまったっ・・・!!!

つまり俺は歯磨き粉を直接口に含み、

口で堪能した後に、出していただけであった。




俺は愕然とした。

畜生っ・・・!

歯磨きガムを食べてブラシでこすらねばならぬのか・・・と。

逆にめんどくさいじゃねえか・・・と。

泣いた。

歯磨きガムという消費者の心理を逆手にとり、

いかにもこれを噛めば歯を磨かなくてもいいという

歯磨きガムに。

ショックで一週間学校を休んだ(嘘である)。




それ以来、俺は歯磨きガムを買っていない。

いまだにあるのだろうか・・・。

二度と買わない。













ただ、今日俺が言いたいのは、

歯が痛いということだ。

歯医者に行くのは歯を磨かなかった敗者という。

やかましいね。