EPSONのGPSウォッチ、WristableGPS SF-850PBをレンタルして心拍計測精度チェックしてみました。SF-710Sと胸バンドタイプのHRモニター(SFHRM01)との比較です。

以前にWristableGPS SF-810Bをレンタルして同様の比較をしたのですが、残念ながら自分の場合は期待した精度ではありませんでした。

胸バンドタイプの心拍計測は信頼性は高いのですが、走っている途中でずれ落ちてきて外れるのではないかと気になったり、やはり面倒です。これを使用せずに手首でそれに近い精度で計測できればとても嬉しいことです。モデルチェンジして計測精度が上がったのかをチェックしてみます。

以下のグラフは実際に両腕にGPSウォッチを装着し同時計測した心拍計測値です。

青色SF-710と胸バンドタイプHRモニター、赤色SF-850の手首計測値です。

 

■第一日目

ランニング前は常に同じような心拍数値を表示していたので期待しましたが、前回のSF-810の時と同様に走り出してしばらくは手首計測の値は異常に高く残念な結果でした。が、1km過ぎたあたりは全く問題ない状態です。

 

■第二日目

この日は手首計測値が安定しています。胸バンドの方が7km付近で異常値で計測していますね。確かこの辺りで汗で胸バンドがずれて少し位置を直した記憶があります。

 

■第三日目

この日は走り出してから3kmまでの手首計測による値が安定しません。若干ですが、バンドの締め方が緩い気がして、途中で1ノッチ分きつく締め直しました。その後は安定した計測値です。

 

■第四日目

前日までの状態を考えて、

1. 手首計測は前半不安定 → 走り出す10分ほど前から手首にSF-850を装着

2. 手首のバンドをキツめに絞ってSF-850を装着

を行い計測しました。

手首計測(SF-850)が随分安定しました!逆にこの日は胸バンド計測(SF-710)では時折異常値が計測され、時折計測がとぎれていた状態も見られました。気温が高くて滝汗状態になり胸バンドが若干ずれた時があったように思います。

 

■第五日目

四日目までの状態を考慮して、それぞれ最適と思われる状態で装着してランニングしました。この精度であれば、手首計測も問題ないですね!

手首のバンドをいつもよりきつめに締めましたが、もちろん痛いくらい締めているわけでもないですし、計測部が手首にしっかり密着する程度ですので、不快感はありません。

 

■第六日目

同様の状態でランニング。手首計測、時折アバウトな計測状態ですがランニングの情報としては問題ありません。必要十分です。意外と、胸バンド計測も異常値を出してますね。

 

■第七日目

レンタル最終日。これなら全く問題ないですね!

 

結果、手首心拍計測を正しく行うには、

 

1. ランニング10分以上前からウォッチを装着しておく

2. 手首のバンドは少し強めに締めておく

 

を行えば、問題ないという結果になりました。

 

VO2maxの計測もできるということで、SF-850Bを購入しようと思いましたが、EPSONのホームページをみると、新製品が発表されているではないですか!

「EasyView Display」というディスプレイの視認性が大幅アップの製品、J-300とJ-350です。液晶の文字、確かにSF-710Sの時は見にくい時が時々ありました。ディスプレイの解像度も上がっているようで、フォントが滑らかでキレイです。

J-300は重量も51gで軽いですね!前回、SF-710Sの59g、SF-810Bの52gを両腕に装着した際にこのたかが7gですが時計の揺れ具合に随分違いを感じました。特に、手首で脈拍計測を行うのでこの揺れの差は時計のバンドの締め具合に影響がありそうなので、自分はJ-300に惹かれます。16時間も計測できれば十分です。

この新製品は、ガーミン製には既にありましたが、リカバリータイムが分かるのも情報として嬉しいです。トレーニング効果、なんて指標も分かるようですね。

 

キャッシュバックキャンペーンもやっているし、楽天やAmazonもポイントキャッシュバックもありますね。自分は貯まっていたポイントを使用し、J-300Bを注文!

納品が楽しみです。

 

 

 

以前からマイクロレンズが欲しかったのですが、その気持ちを煽るようにニコンのキャッシュバックキャンペーンが...
最近出費が多いのに『AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED』ついつい購入


初のナノクリレンズ購入です。『N』のマークが眩しいっ。D7000に装着した状態でこんな感じです。思っていたより少し長めですが、装着したままカメラケースに収納できました。


早速撮影しました。さすがマイクロレンズ。今まで見ていたファインダーの景色とは違います。近い。
オートフォーカスが速いです。レンズを支えている左手にモーターの『コロコロコロ(?)』と伝わってくる僅かな振動が心地いい。



接写でない普通の撮影もとてもきれいに撮影できます。レンズによる写真のゆがみがないというか、とても自然な感じで、背景のボケもいい感じです。ポートレートにも向いているという情報がありましたが、確かに良かったです。


ただマイクロレンズ(普通はマクロレンズと呼ばれていますが、この呼び方はニコンのこだわりの様です)、ピントのポイントがシビアだし、オートフォーカスよりマニュアルフォーカスの方が撮りたいイメージで撮影できます。フォーカスポイントをマニュアルで設定しての撮影はよくしますが、フォーカス自体をマニュアルで行おうとは今まで思わなかったし、必要性も感じていませんでした。でもこのレンズはそれをしたくなるし、した方がイメージ通りに撮影できるので、一眼レフでの撮影をもっと楽しいものにしてくれるレンズだと思いました。ボケる範囲も多いので構図もいつもより難しい。でもそれを考えながら撮影するのが楽しいと思わせてくれるレンズだと思います。

以前トライしたけど上手く撮れなかった腕時計撮影に挑戦!



なかなかいい感じに撮れます。このブログでは解像度を落としてアップしているのであまり分かりませんが、とても解像度が高いです。細かいところまで鮮明に記録されています。
このレンズは手振れ補正機能がありませんが、特に気にせず撮影できました。

これから暖かい季節になるので、花の撮影などが楽しみです。

マラソンに向けてトレーニングをしていると、少しずつ気にかかる事が増えてきます。ランニング中の心拍数もその一つです。
どのくらいのペースで走るとどれくらいの負荷が心臓にかかっているのか、トレーニングの効果で心肺機能の向上が感覚ではなく数値として確認できる、今日は体調が悪い?良い?なんてことが分かります。

昨年購入した『SF-710S』ですが、この心拍数を計測しようとすると『ハートレートモニター』が必要となります。胸にセンサーの付いたベルトを着けます。慣れるとどうってことはないのですが、少々面倒ではあります。あまり経験はないのですが、ずれ落ちる、男性の場合は服が透けて胸にベルトが見えると変な趣味があるように見られる、女性の場合はスポーツブラと被る、等のデメリットがあるようです。

先日、そのベルトを使用せずとも、時計を装着するだけで脈拍計測により、ほぼ心拍数をを計測できるという製品が発表されました!『WristableGPS SF-810B/V』です。



本当に胸ベルトを使用せずに、心拍計測できるならなんと便利だろう!と早速購入してみました。もし、期待通りの性能であれば、SF-710Sはオークションで売却~

SF-810Bの第一印象は、『SF-710Sより少し高級感ある』 『意外に小さく見える』 『ベルトが柔らかくて弱そう』 です。

一番気になる部分はやはり『脈拍計測の精度は心拍計測にどれほどせまれるのか』です。
早速、HRモニター(胸ベルト)を装着し、左手首にSF-810B、右手首にSF-710Sを装着。
装着直後いきなり、SF-810Bの心拍数値が高い!10分ほど一定速度でキャリブレーションが必要のような事が書いてあったので気にせずランニングの準備を始めます。


しばらくして双方の時計を見てみると、


数値はほぼ同じでした。少し安心。


SF-810Bはこんな感じで時計の背面からLEDライトを照射し、そのLEDの光の吸収され具合により脈拍計測を行うようです。ですので、正確な計測には、センサーを腕に密着させる必要があるので時計のベルトは少し強めに締めた方が良い様子です。走行時に時計が手首に密着せずにぶらぶらすると正確な計測はできないというのは容易に想像できます。いつもよりキツ目に装着します。


準備も整い、ペースはゆっくりで軽くジョギング開始。15分ほど一定の速度で走ったのちに計測開始。

走り出して15分くらいしても、SF-810Bはいつもの心拍数ではなく明らかに高い数値を表示。気持ちも少しイライラしてスピードも乱れます。が、しばらく時計を見ずに走っているとやがて双方同じような心拍数を示すようになります。
もしかすると、脈拍計測のSF-810Bは走り出し開始からしばらくは計測が安定しないのか?!ということで、一度計測をストップし、再度計測。

やはり、SF-810Bの方は明らかに高い心拍数を表示します。
またしばらくすると安定してきたので、少しペースを上げて走り、心拍数を上げてみました。
SF-710Sの表示は速度を上げると徐々に心拍数値も上がってきます。SF-810Bはというとなかなか数値が上昇しません。しばらくして数値が上がってきました。今度は走るスピードを急に落としました。するとSF-710Sの方は少しして心拍数値が下がってきますが、SF-810Bは下がってきません。そして更に遅れてようやく下がってきます。

テンションダウン

実際の計測データはこれです。


■1回目
かなり遅いペースで計測したので、心拍数はかなり低く計測されるはずですが、SF-810Bの方は全体の80%ほどが、心拍数値がとても高く計測されています。後半20%ほどは心拍数値やグラフの形が、SF-710Sと近い形になっています。
下の棒グラフを見ると、SF-810Bの心拍数161-190が70%?!ありえません。これじゃ、昨年の奈良マラソンのペース 5'30"で走ると心臓が止まりそうです

※グラフの中に「SF-710...ではグラフが正しく表示されないことがあります」と表記されていますが、SF-710Sはこの時点でこの問題を修正するファームウェア 1.50を適用済です。


 


■2回目
一度目より少しはマシになったとはいえ、前半のSF-810Bの計測値が酷いです。今回も後半はSF-710Sのそれに近い計測値です。


 


こんな1、2回のテストで精度を決めてしまったらかわいそうにも思うのですが、自分の場合はSF-810Bの脈拍計測はあまり合わないという結果になりました。ランニング中に明らかにおかしな情報が表示されると何のための計測かと疑問を持ちますし、ランニングに集中できません。
時計背面から血管に向けてLEDを発して計測、という仕様上、人によっての相性はあると思います。実際に自分の手首上面を見てみると大きな血管が手首中央を通っていないように見えるので、この点も計測値に影響しているようにも思えました。

実際に『2014北海道マラソン』でたくさんの人によるSF-810Bを使っての計測結果も報告されていて、精度が高いという情報もありますので、良い製品であるということを信じたいです。実際に、SF-710Sを一年ほど使用していますがとても使いやすく、記録データも正確であるのでEPSON製のGPSウォッチは良い製品だと思っています。

スマホアプリ経由でA-GPSデータをセットする事も可能となり、GPS補足も20秒以内になりましたし、ランニングデータの管理ページのNeoRunも随分良くなりました。EPSONさん、頑張ってくださいよっ!

今年の奈良マラソンもあと1カ月と少し。今年も記録更新を目指してSF-710Sと共に頑張ります。

撮影:au HTL23