JA全農Apron 2010年6月号をお借りしています。
やなせたかしさんに深い親しみを感じます。
私のお母さんと同世代ですから、小さい頃に出会った関東大震災や敗戦後の困難を凌いできています。
中学時代、偶然にNHKみんなの歌で、宮城まり子さん歌う「手のひらを太陽に」に出逢いました。
オケラは、前のほうの左右の手が熊手の先のような形をしていて、掻き集めるためか?穴をほっていくような役目を持っているのでしょう?。
お百姓さんをして15年経ちますが、無農薬おこめ栽培を続ける田んぼには青ガエル、どぜう、川エビ、めだか、あめんぼがひしめき合っています。
田起こしをすると、土の中にいたオケラがゾロゾロ這い出してきます。
ミミズが土にもぐり込んでしまう前に食べようと、ムクドリが掘り返す先からつけ狙っています。
土の中の微生物やダンゴムシやオケラの力も借りて“ とろとろ層 “ を作ってから、苗を植えます。
農薬を撒かれた田んぼから逃げ出した動・植物が同居して、助け合い・食い合って食物連鎖を作っています。
時期が来ればイナゴが生まれて、稲の葉っぱをむしゃむしゃ食べます。
お米も昆虫など田んぼに生きている命のサークルのひとつに過ぎないと考えています。
田んぼの生きもの o|*▲*|o たちは、水も空気も太陽も生きていく糧も、必要な分だけ使って、一人占めしようなんてことをしません。
♪ ミミズだって オケラだって あめんぼだって みんな みんな生きているんだ 友だちなんだ♪
やなせたかしさんとはご縁があります。
