
うたはよにつれ よはうたにつれ 名調子のアナウンサーの声が耳にあります。
歌に詠まれることばは時代とともに変化し続けています。
中学に入るころに、三省堂国語辞典(中型)がおねいちゃんから払い下げられました。
お世話になったこの辞書を鏡にして、ここ50年の移り変わり度をザックリと見ることにします。
版 発行年度 見出語 新項目 新項目増加率
第1版 1960 57,000 - -
2 1974 62,000 12,000 21%
3 1982 65,000 4,000 6
所得倍増計画は順調で、いろいろなところにお金が使われるようになりました。
イタリアのオペラが渋谷で出張公演を打つほどになったのです。
新しいサービスが次々と生まれ、生活も多様化しました。
しかし、好いことが続く筈はありません。
バブルで景気が悪くなると企業は社員と芸術に対する助成活動など切って捨てるようになりました。
無駄を省いても、おっつかずに企業会計も家計も停滞してゆきます。
新しいことばの第三版・増加度も15%も減ってしまいました。
この辞書は積極的に新しいことばを取り入れ、またことばの使われかたを編集しなおしたように感じています。
発行部数1番の明解国語辞典から分かれたこの辞典は学生のころのどどへいには分かり易い内容でした。
いま手元には第三版 1986/12/15第24刷発行の中型があります。