藤村Dの日記
最後のステージ。
4人であいさつをし、手を振り、そして 『どうでしょう祭り』 を終えました。
大泉洋は、ずっと涙をこらえておりました。
「今日は、おれが泣いてはいけない」 そう思って、ずっとこらえていたそうです。
嬉野先生は、最後のステージを感極まって、相変わらず涙を浮かべておりました。
その顔が画面に映るたび、みんなは 「うれしー!泣くなー!」 なんて声をかけていました。
でも、みんなは知らないけれど、一番泣いていたのはミスターです。
嬉野先生ではなく、ミスターです。
ミスターは、ステージの上では、こらえていました。
でもステージを終えると、ひとり、足早に楽屋に飛び込んできました。
誰もいない楽屋で、イスに座り、顔を手でおおい隠して、嗚咽が漏れるのを我慢しようとしていました。
でも我慢できずに、あの人は、やがて声を出して、泣いていました。
ベトナムでも泣かなかったミスターが、あのミスターが、誰よりも泣いていました。
泣かしたのはおまえらです。
おめぇらの、バカみたいにデカイ歓声と、バカみたいにうれしそうな笑顔を見て、ミスターは、声を出して泣きました。
ありがとう。
今、空港で、自分の町に帰ろうとしているバカ野郎ども。
ありがとう。
もう、現実の生活に戻って、仕事をしているバカ野郎ども。
ありがとう。
またいつものように、子供たちの世話に追われている奥さん連中。
ありがとう。
おれらがステージからいなくなっても、おめぇらがBGMの 「1/6の夢旅人」 に合わせて、誰も頼んでないのに、最後までバカみたいに大声で大合唱していたのを、みんなで舞台のソデから見ていたよ。
幸せだった。
もう一度、ステージに出て行ってお礼を言いたかったけれど、バカやろう、おまえらがミスターを泣かすから出れなかったじゃねぇか!
ありがとう。
そして、祭りに参加できなかった諸君。
祭りは、すごかったよ。
あの空気はすごかったよ。
バックスタンドの最後列のやつらまで、大声を張り上げて笑う、あの空気は、すごかったよ。
主役はおれらじゃなく、間違いなく、全国から集まったバカ野郎たちだったよ。
祭り、楽しかった。
やってよかった。
よかった。
ありがとう!!
(藤村)
2005.10.17(月)
大泉洋の日記
祭の打ち上げの席で、うれしーは言ったね。
この番組は、最後にもの凄いものを見るんだよって。
僕らには想像もつかないゴールが、もっと先にあるんだよって。
「一生どうでしょうをやる」 という意味が、やっと見えてきた。
(大泉洋)
