わたしは 余命数日の母を
許せなかった
ある部分をね
心が狭いと 器が小さいと
つくづく思う
私に渡した本
昨年9月に放送された
NHK SONGS スペシャル
「 宇多田ヒカル〜 人間・宇多田ヒカル
今 ” 母 ” を歌う 」
偶然にも、母の命日に放送された
亡くなり 5年
今は感謝しかない
会ってありがとうが
言いたい私には 涙が止まらない放送だった
朝ドラ 「 とと姉ちゃん」 の主題歌
「 花束を君に 」
亡くなったお母さんへの鎮魂歌
インタビュアーが糸井重里さんだったのもある
彼女の言葉は圧倒的だった
宇多田さんは
生まれてから数年間って記憶がない。
だけど
出産して子育てをしているとそのことがわかった。
こうやって
世話をしてもらって育ててもらったのか
自分もこんなだったのだ
記憶がない幼少時代の自分を知り
不安が感謝に変わった
そして
母への鎮魂歌『花束を君に』が生まれた
感謝を 大好きだよの想いを『花束を君に』に込めた。
花束という言葉を使ったのは
歌詞にある通り言葉では言い尽くせないから
両手で抱えきれないほどの
花束にしたのだと語っていた。
記憶が確かならば この様な内容だった。
母の本に 線が引かれた箇所がある
今なら受け止めて 力になれたな
亡くなってわかる事もあるけど
生きている時に
ありがとうを 言えたらいいね