私は川縁の石のようなものです
物言わず流されるだけの

逆らう度に角が取れ丸くなり
言葉も主張も失っていく

残念ながら
私にはあの強さがない
脆く早々に割れてしまう

ただ私には蘇る力がある
身体も心も完全に壊れてしまうまで
何度でも蘇る力がある

例え私の意思がどのようなものでも
流れは決して変わらないでしょう

例え流れがどのようなものでも
流れは私の形を変えて行くでしょう

私は川縁の石のようなものです
天候に抗うこともなく

表情を大きく崩すこともなければ
環状を大きく乱すこともない

苦しくはないが
楽しくはない

ただ私にも意思がある
例え誰にも届かなくても
叫び続けることはできる
例えなにも変わらなくても
動き続けることができる

私は川縁の石のようなものです

流れが変わる時を
ただじっと待ち続けているのです