2022年8月23日(火) 晴れくもり
午後からイオンモールへ行きましたが、まだ時間がありましたので急きょファーブル昆虫展に寄ってみることに。当日券もあり、平日夕方は結構空いていました。『昆虫記』を執筆したアンリ・ファーブルが2023年に生誕200周年を迎えることを記念しての開催です。


 

生誕200周年記念!体感するファーブル昆虫展 2022 in 名古屋
期  間:2022年7月9日(土)~2022年8月28日(日)
時  間:午前9時30分~午後5時(最終入場は午後4時30分)
会  場:金山南ビル美術館棟(旧名古屋ボストン美術館)
料    金:おとな 1,800円 こども 900円
主  催:ファーブル昆虫展実行委員会(テレビ愛知/ドリームスタジオ/時事通信社)
企画制作:ドリームスタジオ
共  催:中日新聞社
特別応援:中部電力ミライズ
監  修:奥本大三郎(NPO日本アンリ・ファーブル会)
学術協力:NPO日本アンリ・ファーブル会

 

(チラシより抜粋)
体感するファーブル昆虫展では、ファーブル昆虫記にちなんだ昆虫標本やファーブルが生前使用した愛用品、研究ツールなどここでしか見られない品々の展示と共に、ファーブル昆虫記で紹介される昆虫の驚くべき特性を体験型の展示などで体感できます!また、ヘラクレスオオカブトを始めとする様々な昆虫生体の展示、そのほか昆虫の美しさを体感するプロジェクションマッピングや巨大昆虫ロボットが現れる「巨大昆虫の森」、生きたカブトムシにさわれる「昆虫ふれあいの森」など様々なコンテンツを通して、昆虫の生態を体感する展覧会です!

 

ファーブルが生まれた家をイメージした部屋
ファーブルの生家は南フランスのサン=レオンという谷の斜面に広がった村にあります。家の窓からは教会の尖塔がよく見え、その向こうには、幼いファーブルが、ノビタキの巣を見つけで捕り、「そんなことをしてはいけないよ」と司祭さんに諭された丘が広がっていました。ファーブルの両親は貧しく、その生活は慎ましいものでした。

 

ファーブル昆虫記を体感!
ファーブル昆虫記にちなんだ昆虫標本やファーブルが生前使用した愛用品と共に、虫の驚くべき生体を体感しよう!昆虫記に登場する虫たちを、昆虫目線や仕掛けを通して遊びながら研究できる!

 

㉙原稿執筆に使ったガチョウの羽ペン。

㉗ファーブル愛用のルーペ:倍率10倍、茶色の皮ケース入り、ドイツ製(しかしファーブルはドイツ嫌いであった)

㉟昆虫の観察器などを作るときにファーブルが使用したペンチ

 

㉞観察器の網:観察しようとする昆虫を伏せた蝿帳。台所用品をはじめ、ファーブルは身の周りにある道具を昆虫研究に使うことに誇りを持っていた。

㊲ハナバチの観察器

 

ジャン=アンリ・ファーブルの研究室
壁にずらりとファーブルが研究した昆虫など、様々な昆虫標本が並びます!世界最大の蛾のグループ『ヨナグニサン』、世界一体長のあるカブトムシ『ヘラクレス』をはじめ、世界各地の昆虫たちを見ることができます。

 

 

 

 

 

「水生昆虫は、農薬にすごく弱い。ゲンゴロウもタガメも本当に少なくなりました」。つまり昆虫は、環境問題を考えるきっかけになるということです。今使われている農薬は、人間への害はないはずですが、生態系が壊れ、生物多様性が損なわれることにも配慮が必要かもしれません。ゲンゴロウ、タガメは害虫ではない上、水生昆虫界を代表する大物、人気者。そういう虫が少なくなるのを悲しいと思うのは、ファーブル博士だけではないでしょう。

 

フン転がしの名人・スカラベのフロアで目に入ったのが、「体感!巨大ふん玉」。スカラベが人間サイズだと、どのくらい大きいふん玉を転がしているのかがわかります!

 

 

 

「スカラベのなし玉さがし」を体感出来る砂場。ファーブルも苦労したといわれますが、なかなか難しようです。

 

長くなりましたので、後編に続きます。