こんにちは。

 

いつもご訪問いただきありがとうございます。

 

今回は、梅田悟司さんの『「言葉にできる」は武器になる。』をご紹介します。

 

 

 

 

<書籍の概要>

「自分の思いや考えをどうやって言葉にして伝えるか」についてのノウハウが書かれています。

 

言葉を扱うプロである、コピーライターが普段行っている言語化のプロセスが紹介されています。

 

個人的には、最近「言語化」という行為に非常に関心を持っており、あるサイトで紹介されていたのをきっかけにこの本を読んでみました。

 

2016年の発売ですので少し前の本になりますが、ロングセラーとなり現在では10万部を超えるベストセラーとなっています。

 

 

<著者について>

著者の梅田さんは元電通のコピーライターです。

 

電通時代の作品として、ジョージアの『世界は誰かの仕事でできている。』『バイトするなら、タウンワーク。』などがあります。

 

どちらも有名なコピーですよね。

 

現在は電通を退社され、インクルージョン・ジャパンというベンチャーキャピタルファンド運営などをしている会社の経営に参画されています。

 

 

<個人的に参考になった点>

本書によると、言葉には「外に向かう言葉」「内なる言葉」の2種類があるそうです。

 

「外に向かう言葉」とは、自分の意見や思いに言葉という形を与えたもので、普段から用いている言葉のことを意味します。

 

これに対し「内なる言葉」とは、物事を考えたり、感じたりする時に、無意識のうちに頭の中で発している言葉のことを意味します。

 

本書ではこの「内なる言葉」に意識を向けて、「内なる言葉」で意見を育てて、「外に向かう言葉」に変換する必要があると指摘しています。

 

 

 

確かになるほどと思いました。

 

やはり自分で考えていること以上のことは、相手には伝えられないですよね。

 

実際にはその半分も伝えられていないかもしれません。

 

相手に理解してもらえるように伝えることって本当に難しいですよね。

 

 

 

今回は、このことを再認識できました。

 

これからは、「内なる言葉」の存在を常に意識して、相手に伝える言葉を考えるようにしたいと思います。

 

 

<この本をお薦めしたい人>

自分の考えていることをうまく言葉にできなくて悩んでいる人、自分の思いをもっとうまく相手に伝えたいと考えている人にお薦めです。

 

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。