今回は、西脇資哲さんの『新エバンジェリスト養成講座』をご紹介します。

 

 

 

 

<著者と本の概要>

 西脇資哲さんは日本マイクロソフトの業務執行役員でエバンジェリストの肩書きを持つ方です。

 

 ちなみにエバンジェリストとは、自社の製品や技術、サービスをわかりやすく紹介する職種のことで、IT業界を中心に増えてきている職種です。

 

 本来の意味は“キリスト教における伝道師”なのですが、それが転じて自社の製品などを社内外に伝える人を指すようになったそうです。

 

 私は西脇さんのエバンジェリスト養成講座のセミナーに参加したことがあるのですが、その際に本書がテキストとして使われていました。

 

 本書は、エバンジェリスト養成講座の内容を書籍化したものであり、プレゼンテーション全般について様々なノウハウやテクニックが説明されています。

 

<ライティングに役立つポイント>

 ライティングに関しては、「Chapter3のスライド作成のヒント」の部分が参考になると思いました。

 

特に参考になった箇所は以下の通りです。

 

・伝わりやすいスライドとは?

 *直感的にメッセージを読み取ることができる

 *容易に位置を説明できる

 *話している場所への視点誘導がスムーズにできる

 

・箇条書きは説明ではなく単純な言葉に

 *可能な限り1行に収める

 *文章ではなく体言止め

 *句読点を可能な限りつけない(もしくは統一)

 

 この他にも、プレゼンターにとって必要なスキルであるシナリオの作成方法や、魅力ある話し方についてのノウハウが書かれています。

 

 私は人前で話すことはどちらかといえば苦手なのですが、この本の内容を実践すれば私のプレゼンスキルも上達するような気がしてきました。

 

<お薦めしたい人>

 プレゼンテーション全般について幅広く学ぶことができるので、社内外でプレゼンの機会が多い方やプレゼンについて基礎から学びたいと考えているような方にお薦めです。

 

 今回も最後までお読みいただきありがとうございました。