プレゼン資料において、あなたが主張したい提案内容を資料の読み手に受入れてもらうためには、やはりその根拠が必要になります。

 

 そのための手段として、客観的な裏付けのある外部データを活用することが考えられます。

 

 

 単に個人の考えや意見を主張するのではなく、外部の公的機関のデータを裏付けとして加えることで、クライアントや上司にも納得してもらえる可能性が格段にアップします。その他にも実際の“顧客の声”などの情報は非常に説得力があります。

 

 このように読み手を説得する上では、外部の権威を利用することが非常に有効です。

 

 こうした客観的なデータは、一次情報と二次情報の2つに大きく分けることができます。一次情報とは“自分達で収集した独自のオリジナルの情報”のことであり、二次情報とは“既に世の中に公開されている情報”のことを言います。

 

 それぞれについて、具体的な例としては以下のようなものが挙げられます。

 

 

 尚、こうしたデータを集める上での注意点としては、最初からあまりやみくもに範囲を広げ過ぎず、ある程度対象を絞った形で進めた方がよいでしょう。主張するテーマの内容に沿って仮説を立てて情報を集めた方が、結果として効率よく収集できると思います。

(具体的な情報収集のしかたについては、また別の機会に説明したいと思います)

 

 さらに、資料にデータを記載する上でも注意が必要です。特に外部のデータを記載する場合には、必ずその出所を明記し、インターネットの情報であればURLも記載するようにしましょう。その場合には、発行年など前提となる条件や注釈も必ず記載する必要があります。

 

 このように客観的なデータを加えることで、あなたのプレゼン資料の説得力が大幅にアップするのです。機会があればぜひ実践してみてください。

 

 今回も最後までお読みいただきありがとうございました。