弁護士に依頼し、警察や弁護士の対応はほぼ全て旦那さんが対応していることもあり、彼女は少しずつではあるが落ち着いて過ごすことのできるようになっていった。


そんなある日、
突然彼女のスマホに着信があった。

通話相手は警察。

以前相談したところではなく、県外のところであった。

理由は、

クソ男から、脅迫を受けたと被害届を受理したので事情聴取のためにこちらに来いとのこと。


警察は、県外まで来るようにと一方的に話しており、やってもいないことで何故行かなくてはならないのか?
と聞いても、鼻で笑って受理しちゃってますので、調べないわけにはいかないんですよぉと、、、

旦那さんに通話を変わると、舐めきっていた言動が一変し、真面目に対応をしてきた。


まず、やっていないことで、事情聴取をされる言われはないこと。

こちらが被害者であるということ。

仮にやるとしても、県外まで行く義理はないこと。


事情聴取は、やらなければ逮捕状を出して強引にやるしかないと言われた。
脅迫で受理をした以上、結果的にはそうすると。


被害者であることを伝えたら、それはこちらには関係のないことである。本件は、脅迫であるためきっかけとしての説明を受けるためにも兎に角事情聴取をする。


こちら(県外)まで来ることをしつこく言われた。

しかし、やってもいないことで、ましてや被害者はこちらであるというのに、事情聴取を行うことすら納得もできない状況で行きたくもない。
こちらに来てもらうことはできないのか聞いてみると、出来ればこちらに来て〜と、譲る様子はなし。

できれば、というのであれば、こちらに来ることは可能なことなのか聞くと、渋々そちらの警察署と連絡をとって場所を確保しないといけないから〜と言われる。

やれよ!

という気持ちを抑えて、それであるならば事情聴取も応じるというかたちで通話を終えた。



事情聴取までの間は、およそ1ヶ月近く後に日時が決まった。


その日になるまでの間、彼女は精神的に落ち着かず、寝て起きて、食事をして、SNSの繰り返し。

それだけであれば、いっそまだ良かったのかもしれない。

気分が優れないときは、突然叫ぶ、リストカットをしようとしたり、精神薬を過剰摂取する、旦那さんを殴る蹴る。

仕切りに死にたいと騒ぐ。

など、

大いに壊れていった。