非現実主義者の戯言 -7ページ目

愛と死と使徒


愛する人に
殺されたい

そんな願いは
間違ってるのだろうか
ただ僕は
愛する人になら
この命を捧げてもいいと
思えただけなんだが

だってそうだろ
いつまで続くかわからない
愛を信じて
永遠だとか一生なんて言葉を使い
愛を捧げるよりも
愛する人に
殺されれば
それこそ
一生愛し続けたことになるじゃないか

相手が望むのであれば
逆でも
僕は構わないね

愛する人を
この手にかけて
愛する人の血を
全身に浴びれたら
皮膚から吸収されたぶんは
僕と一心同体というわけじゃないか

一つになれて
共にいきれる

ほら、素敵だろ?



素敵なんかじゃない

そんなの
悲しいだけ

愛なんて
曖昧なものの為に
そんなことをしてはいけない

その行為はただ
愛を形づけたかっただけ

愛なんて
基、感情なんて
形のあるものじゃないのだから


形づくりたがるのは
人間の性だ

そうだろ?

この世で
1番不自然な角度を知っているか?
それは90度だ
自然界に無い90度を
人間は
正確につくろうとする
不自然なのにね
それを作ることで人間は安心するのさ

だから
僕は愛を形どりたいんだよ
ちゃんと目に見えて
あったことを確かめたいんだ
わかるかい?



わからない
わかりたくない

アタシには
酷過ぎる

愛する人が
いなくなった世界なんて
寂しいだけ

そんな中で生きるために
死を選ばされなきゃいけないの?

見えなくてもいいじゃない

愛する人がいるだけで
幸せになれるのだから


幸せってなんだい?


それは誰にも答えられない
だって
人によって違うでしょう?


いいかい
話がそれてる

僕は
安心したいのさ
愛がちゃんとあるということを確認して、ね

それが手っ取り早く
出来るのは
愛が故に死を選ぶことなんだよ

愛する人を
死の直前に見ていられるんだ
よいことじゃないか



違う
そんなのいいわけない
だって
愛する人がいなくなってしまったら
残された方は
ずっと嘆き苦しむことになるのだから



なら
一緒に逝こうとする

結論なんてでないのさ
それは
僕にだってわかってた

愛が欲しくて仕方ない
子供と同じなんだよ僕はね

それをただ素直にいえないだけ

きっと君も
愛が欲しいと
足掻いてるだけなのさ

愛が、欲しい。とね

…ほら
時間だ

今日はもう
この話は終わり

死と生


今日は死をみた
自分が求めていた死を

それは
あまりにも寂しくて
哀しかった
子猫がね
道路にぽつりと
倒れてた
うん
外傷があるようには
みえなくてさ
凄く綺麗なままだったの
だから
生きているのか
死んでいるのか
アタシには
すぐ判断できなかった
けど
動かなくて

あぁ
死んでるのか

胸が締め付けられた

アタシが求めている死は
あまりにも
些細なことのようにも
思えた

生きているものが
あるいじょう
死んでいるものも
存在する
それは普通なのかもしれないと心がそう思ってしまった

死んでいると認識されても
そこにある身体が
寂しそうだった

君はどうして
そこで死んだんだい?
苦しかったのかな?

まだそこに体があるのに
もうそこにはいない
きっとまだ
今は誰かが目に止めて
可哀相だとか
思ってくれるでしょう

けど
この暑さなら
三日もすれば
身体も腐敗して
その死を悼むよりも
その死を忌み嫌うでしょう

アタシが死んだら
どうなるんだろ
呼吸がとまって
心臓がとまって
死んだと認識されて
誰かは悲しんでくれるだろうか
生があるいじょう
死はつきものだからさ
アタシが死ぬことも
どんなことであれ
自然なことなんだろうな

どんな風に死んじゃったかは
アタシにはわからないけど
あの子猫は
死を受け止めれたかな

どんな風に死ぬかは
わからないけど
その時アタシは
死を受け止めれるかな



生きるという地獄


生きるのが辛いとき
世界は地獄に代わります

生きるのが辛いとき
他人が悪魔と変わります

誰かが口にする言葉が
全て
私を攻めている言葉に聞こえます

わかってる
全部被害妄想だということも

わかってる
全部私が悪いのだということも

逃げ道などない

進む道すらない

やはり
僕は独りなのですよ
変わり者の周りに
人など寄り付かない

いっそのこと
狂えればいいのに

自分だけの
自分が作り出した世界で
味方しかいない
自分が作り出した世界で
幸せだけの
自分が作り出した世界で
暮らしたい

誰から
批難されようと
何もわからないもんね

誰にも理解されなくても
アタシだけの世界には
味方しかいないんだもん

現実は
もうみたくない