ある日突然、がんの宣告を受けたり、
病気で体調不良になってしまった時、
そこから食事療法をバタバタと開始した方を今までたくさん診療してきました。
「食事療法で〇〇が治る」という話をよくききますが、
たとえば食事療法「だけ」でがん等が治るなんてことは至難の業です。
私自身も、食生活の改善、生活習慣の改善に取り組んで今のところ継続できていますが、
健康体であっても、例えば食事ひとつにしても変えていくのは大変でした。
「自分に合っている栄養バランス」や「自分にあっている食べ方」がありますし、良いと言われている食事療法を漫然と続いていると体調を崩したりします。
なので食生活を試行錯誤するのに、がんや病気で体調不良の際にそれをすることの大変さはよくわかります。
ですので、
皆さんにお伝えしたいのは、病気になってあわてて食事を変えて、医療や健康食品にお金をかけるくらいなら、
今からできる自分に最適の食習慣、生活習慣、ライフスタイル(生き方)、悔いなく生きられるための物事の見方・考え方を、
健康である今から模索していった方が良いのでは、
ということです。金もあまりかかりませんよ~。
「最良の医学は予防のため医学である」
「最良の医学は個々のライフスタイルの改善をお手伝いする診療スタイルである」
「最良の資産運用は健康の向上や病気の予防に対する投資をすることである」
と感じる今日この頃です。