小児科学を予防医学としてとらえてみる | 人生を豊かにする本物の医療を目指して。 Dr.SHUTOのブログ 「Wellness&Happiness」

人生を豊かにする本物の医療を目指して。 Dr.SHUTOのブログ 「Wellness&Happiness」

心と体に優しい医療により、縁ある方々が悔いのない健康で幸せな人生を送るきっかけになりますように。

予防医学という分野は、現代医療の中にもありますが、

 

その実態は・・・

 

・人間ドックに行きましょう

・予防接種をしましょう

・早期診断、早期治療のすすめ

 

などが中心的な主張です。

 

また、日本予防医学学会のホームページには、

<活動の目的>

生活習慣や、環境などの疾病発症への影響を検証する。さらに機能性食品、栄養補助食品、薬剤、機能水、鍼灸、漢方、運動、生活習慣、環境、温泉、リラクゼーション、ワクチンなどの疾病予防効果を科学的に追求し、国民の健康増進と疾病予防をはかる。

とあります。

 

※日本予防医学学会

※日本予防医学協会

 

↑これは確かにそうなのですが、

 

病気を予防する、という観点から考えると、

 

当たり前ですが、「その方の生活習慣、食習慣、思考パターン、言動パターンがどのようなものであるか?」

 

ということが大切になってきます。

 

生活習慣、食習慣、思考パターン、言動パターンは、その方が育った家庭環境や、小児期から一緒にいた親の影響を多大に受けます。

 

例えば、カップラーメンばかり食べることに問題意識がない家庭で育ったなら、何の躊躇もなくおなかがすいたらカップラーメンを食べる習慣がついてしまいやすくなります。

 

また、いつもネガティブな発言ばかりしている親のもとで育った子どもは、そのようなマイナス思考や、物事のネガティブな捉え方が当たり前だと勘違いし、そのような言動をしてしまいやすくなります。

 

その逆も然りです。

 

つまり、子どもたちに対し、より適切な生活習慣・食習慣・思考パターン・言動パターンを財産として残してあげることが、最高の予防医学になると考えています。

 

そして、予防医学の一環として、それらをお父さん・お母さんたちに教育・指導する小児科医がいてもいいと思うのです。

 

それらの教育がうまく浸透し、よりよい家庭環境を形成することができたなら、

 

その子どもが成人になった時に病気になりにくい生活習慣・食習慣・思考パターン、言動パターンを実践する基礎になります。

 

究極の予防医学は、親を指導する小児科学の中にあります。

 

 

小児科学を、予防医学の一環としてとらえる考え方や、予防医学の大切な一面として小児科学を重んじる、という風潮がこれから先の医学の中にに出てきてもよいのではないでしょうか。

 

 

========================
・私個人の主観的な意見による記事ですので(当然、偏りがあります)、内容の解釈に関しては各人の判断でお願いいたします。
・メッセージ等による質問はすべてスルーしています(お返事しません)。
・アメンバー申請が何件もきていますが、
申請の際に、メッセージのない方は承認いたしませんのでご了承ください。
簡単な自己紹介と、どういう理由で申請されたかなどを教えていただけるとありがたいです。
お手数ですがよろしくお願いいたします。

Dr.SHUTO
=======================