父が手術に向かって気持ちが動き始めたころ、
県外にいる兄が現れる。
入院初日に、兄に状況説明し、SOSを送っていた。
手術に関しては、リスクが高いから(手術しなくてもいろいろリスクは高い)
父の意見は一番だけど、家族みんなの意見も大事なので
兄には、直接父と話しをしてほしかった。
兄が自宅に到着して落ち着くと
兄「いろいろ任せて悪かった。まずは現金が必要になるだろうから、これを使って」
と、現金20万円を渡してくれた。
これは、ありがたく頂戴し、父にかかるお金に使わせてもらうことにした。
入院費用と必需品の購入で、最初の1.5か月で20万はあっという間に飛んでいきました。
思っている以上にお金はかかるものなのですね。。。
医療費はひと月の上限があるけれど、当たり前だけど食費やそのほかのものは実費
だから、そうなるのだなあと明細をみながら思いました。
兄は、わたしのSOSがあったあと、
認知の母を入れる施設を探していたらしい。。。
でも、そう簡単にみつからなくて困っていたそう。
認知があるとはいえ、自分の身の周りのことは多少の失敗はありながらできていて
プライドだけは、バビルの塔のように高い母が施設に入るとは
到底思えず。。。ましてや、母を施設に入れたら、父の治りたい意欲も下がるだろうし
と、兄の行動を冷ややかに思ってしまったけど。
感情的に動いてしまう私よりも、これはこれでありなのかもしれないと思った。。。
とはいえ、一人で頑張っているような気持ちだったので、
兄がきてくれたことは、愚痴も弱音も言えたし、よかった。。
愚痴や弱音を吐ける人がいるのは、大事だなと思った時でした。