減量を目指すなら、夜の食事の照明は暗めにしたほうがいいようです。 | ドクターズガイド オフィシャルブログ 名医から聞いたとっておきの話

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あまり明るい光のなかで食事をすると、太りやすいかもしれないという研究が報告されています。アメリカ、ノースウェスタン大学の研究チームによる調査です。

これまでの研究で、すでに午前中に多く明るい光にさらされた人のほうが、12時以降にさらされた人よりも体重が少ない傾向があること、マウスをずっと一定の光に晒し続けると、代謝が変化して体重が増加するということはわかっていたそうです。このことから、血糖の代謝と明るい光には関連があると考えられ、今回は次のステップとして、光と食事に焦点をあてた調査が行われました。

19人の健康な成人を2グループにわけ、まずはどちらも青色を多く含む明るい光のなかで、片方は朝食、もう片方は夕食を食べてもらいました。また次に、今度は薄暗いなかで同じように食事をしてもらい、それぞれのインスリン抵抗性を調べました。
その結果、明るい光のなかで食事をした場合のほうがインスリン抵抗性が強く、なかでも夕食のあとが最もインスリン抵抗性が強いという結果になりました。

インスリン抵抗性というのをいまひとつはっきりわかっていませんでしたので、ざっと確認しましたところ、簡単にいえばインスリンの効き具合のことで、インスリン抵抗性が強い、すなわち効きが悪いと、高血糖や脂肪の蓄積につながるとのこと。
というわけで、ざっくりとした結論ではありますが、体重の増加が気になるときは、夕食時の照明は明るくしない方がいいということです。

もともと夕食の時間帯は、睡眠サイクルを維持するうえでも,あまり強い光を目に入れないほうがいいということもありますし、ディナーの席をムードある間接照明にするのは、ロマンチックなだけでなく、生理学的に理にかなっているようです。
(支配人がお客さまの糖代謝を考慮している可能性は低いですが)

個人的には、明るい照明は落ち着かなくて好みではなく、住まいを「穴蔵のようだ」と言われた経験があるのですが、年をとるにしたがって、それでは不便に思うことも増えました。糖代謝対策と老眼対策を両立する照明環境という、難しい課題が浮上しているところです。