スペインの研究グループが、メタボリックシンドロームと乳製品の関係について発表しました。ヨーグルト、低脂肪の乳製品やミルクはメタボリックシンドロームの可能性を減らすけれど、チーズに関しては逆にあげてしまうようです。
これまでにも、ヨーグルトが糖尿病を防ぐといった乳製品に関する報告はありましたが、今回はタイプの違う乳製品とメタボリックシンドローム発症の関係を調べたということです。
調査は、50~80歳の1868人の男女について、平均3.2年の追跡調査を行い、その間毎年身体測定と血液検査、137項目の食事頻度に関するアンケートに答えるという形で行われました。そして乳製品の消費量によって3つのグループに分け、最小と最大のグループでメタボリックシンドロームの危険性を比較しました。
調査期間に確認されたメタボリックシンドロームの発症は930件。
乳製品は基本的にはメタボリックシンドロームの危険性を低下させていて、危険度はそれぞれ下記のようになっていました。
・低脂肪乳製品:72%
・低脂肪ヨーグルト:73%
・低脂肪牛乳:80%
・普通のヨーグルト:78%
ところが同じ乳製品のなかでもチーズだけは、習慣的に摂取することでメタボリックシンドロームの危険が31%上がっていたとのこと。
この結果を日常にもっていくとすると
「チーズ以外の乳製品は食べたほうがよい。低脂肪タイプならなおよし。」
という事になります。数字だけでみれば、なかでも牛乳、ヨーグルト以外の低脂肪乳製品がベストということになりますが、そういう乳製品がぱっと思い浮かびません。とりあえずはヨーグルトを選ぶことになるでしょうか。
チーズがメタボリックシンドロームによろしくないというのは、体験したことがあります。何年か前に健診をうけたとき、結果のシートを見た医師に「チーズがお好きかな?」と尋ねられました。どうやら見た目のわりに血中のコレステロールが高めだったようです。確かにその頃、珍しいチーズを試すといったことをやっていまして、ダイレクトに現れているのに驚いたものです。
ヨーグルトを習慣としている方は多いと思いますが、メタボを避けたい場合は低脂肪タイプにして、ジャムなどは控えめになさるとよいようです。
