11月7,8日は中梅の剪定です。品種は白加賀です。今年の白加賀は例年の半分以下、不作でした。原因は春先の長雨による受粉の不良。カイガラムシの発生とこれに誘引された病気。中枝(亜主枝)の増やし過ぎによる通風、日当たりの悪さなどが挙げられます。対策として、
1.丁寧な剪定と開花時の受粉:中枝を少なくして、風通し・日照を良くする。実付きの良くなる短果枝を増やす。また小梅の花粉を着けてみる。
2.石灰、堆肥、肥料を施す。肥料として化学肥料はほとんどやらず、有機肥料、油粕などを与え、稲わらを敷く形にしています。
3.カイガラムシ対策
<剪定>
まず剪定前の写真です。
剪定後の写真です。
亜主枝が多すぎるので減らします。剪定後が右側です。亜主枝は1/3減らしました。また徒長枝(花芽の無い、上に伸びた枝)はほとんど取り、これ以上無くすと、春に葉がつかなくなるところで終わりにしました。残っているのは花芽のついている、やや上向きの側枝です。これで、日当たりも風通しも良くなりました。病気も虫も付きにくくなります。