みなさん、 こんにちは! 3児ママで発達専門の小児科医、 にしむらゆみです。

私自身が発達特性のある長男を育てる母親であリ、現在はオンラインで繋がった全国のママたちから発達相談(コンサル)を受けています。 医学的エビデンスのある&経験談をmixした具体的な伸ばし方を発信してます。

 

【親と子の思いと信頼関係こそ大事】

メディアが「発達障害」という表現を発信に使い続けることで、え、障害?⇒地域支援・療育⇒将来のイメージが沸かず落ち込む⇒子どもへの対応に悩む⇒子育てうまくいかない⇒やっぱ障害?!⇒… という悪循環に入りかねない。親が子どもとの接し方を学ぶだけで、「発達障害っぽい子→特性のある子→面白い子!」 という思考の親が増えるはずなのにアメリカでは、親が子と遊びながら社会性や言葉を伸ばす早期療育カリキュラムが普及していて、診断前から「親が」子どもを伸ばせます。どんな方法か、紹介します。

 

【日本とアメリカの療育】

ABAってご存じですか?Applied Behavior Analysis(日本語で 応用行動分析)アメリカで1980年代に提唱された心理技法のひとつで、標準的な療育に取り入れられています。トレーニングを受けた心理士などがセラピストとして、机を挟んで課題をやらせたり、子どもにできることを直接教えていく…感じ。日本では15年ほど前から広がり、日本では「療育=ABA=専門家に任せる」みたいになっていますが、もう提唱されてから早40年! ABAもどんどん進化してます! この10年で、セラピストなどの専門家ではなくても【親】や【保育者】が【早期】から子供と【遊んだりふれあい】ながら【自然】と社会性や言葉を伸ばせるようなプログラム(ESDM、JASPER)がアメリカで普及しつつあります!これ画期的!療育の転換期なので、私なりに皆さんにも今後もお伝えしたい内容。

 

【たかが呼び名されど呼び名】

子どもの成発達のために専門家じゃない 親でもやれることが沢山あると判明しています。それだけに、発達が気になったママ達が最初に耳にする言葉はとても大事だと思う。「神経発達症」という言葉も硬いけど、「発達障害」よりはネガティブになりにくく「そっか頑張ろう」って言いやすい。自閉スペクトラム障害/ 注意欠陥多動障害/学習障害ではなく、自閉スペクトラム症/注意欠如多動症/限局性学習症…へ名称は変わりました。2000年代初頭、それまで65年間も使われ続けた「精神分裂病」が「統合失調症」へ、「痴呆(ちほう)症」が「認知症」へ変わったように、名称変更し世間のイメージを変えていくことは、当事者や家族にとっては大きいことだと私は思うのです。

 

【メディアに望むこと】

変更した事実をもっと慎重にとらえた上で、メディアのほうから「発達障害」と呼ばなくなりました、子どもたちの未来のためにも世間のイメージを変えていきましょう!といった発信をもっとしてほしい(私がします)。何年も前に会ったある編集者の方が、「名称が変わったことを知っているけど、発達障害という言葉は目を引くし、こういうキーワードはメディアに必要。なかなか変更できない」と仰りました。 知ってるけど使わない、使うメリットがないということ。それは、、確かにわかりますよ。確かに子どもを取り巻く環境は、現状は、そんなに変わってないから。

 

【現役の子育て世代に望むこと】

でも、私たち現役子育て世代が少しずつメディアの常識を変えればいい。「『発達障害』という古い表現みたいです」と、SNSでつぶやくだけで、メディアは扱い方を変えていくと思います。そしたら私たちか私たちの次の親世代が、わが子が他の子と何か違うと気づいた時、「なるほど少数派の発達をするタイプね。昔は障害と呼ばれていたのかぁ。特性を理解し工夫して育てると、他の子どもと違うけれど、面白い子に育てられるらしい」…みたいに思ってくれるはず。「発達特性があっていいね」と言われたり、ママ達がわが子の特性を周囲に知られたくないと、思わないで済む時代が。

 

 

将来、もし自分の長男から「え、俺って発達‘障害‘なの?」と聞かれ際、「ううん。全然違う」と私は笑顔で答えます。言葉の遅れや多動が目立った彼は、現在小学6年生…会話どころか私と堂々と口喧嘩できるほどに成長しています。(イライラしつつ心の中で感動してます 笑)もっと我が子に対してワクワクし、もっと我が子を好きになってほしいから。これからもママ友ドクターを続けますね!

 

 

 

■ママ友ドクター®にしむらゆみ■

小児科専門医・子どものこころ専門医・小児心身症学会認定医

乳幼児メディアアドバイザー・子育て早期療育専門家

KidDevelopReach代表・子ども発達アカデミーVARY主宰

 

重度自閉症きょうだい児として育ち、医学部を志す。小児科医として大学病院の発達専門外来を担当した後、リアルなママ目線の発達専門医として2020年から「ママ友ドクター®に」というSNS発信を開始。

ウェブセミナーや発達相談会の開催、オンライン発達コンサルティング、

ママのための子育て相談コミュニティ運営も行う。

発達特性のある小学生を含む3人の子育て中。

 

■ママ友ドクター®各SNSリンク

https://linktr.ee/mamatomo_doctor

 

 

 

■ママ友ドクター®︎ホームページ

https://mamadoctor.net/

 

 

 

■ママ友ドクター®公式LINE

https://lin.ee/vR1xW3O