報知に載ってました。
「4年ぶりにKICK THE CAN CREW!!…ロック・インジャパンで2曲」
3人組ヒップホップユニットの「KICK THE CAN CREW」が3日、茨城・国営ひたち海浜公園で開催された「ロック・イン・ジャパン・フェス2008」で4年2か月ぶりに復活した。KREVA(32)のステージの途中でLITTLE(32)、MCU(35)がサプライズ出演。「イツナロウバ」など2曲を披露した。
「きょうは世界で俺しか呼べないゲストを連れてきたぜ!」とKREVAが2人を呼び込むと、大草原を埋めた観客からどよめきが。今年5月7日、LITTLEの誕生日ライブにほかの2人が祝福に駆けつけたが、パフォーマンスはなし。04年6月20日以来の復活だ。
キックの活動は未定だが、KREVAは「3人ともやってみて楽しかったのが収穫」と完全復活に含みを持たせた。ライブの模様は9月12、13日の午後7時からWOWOWで放送。
マイク1本、身ひとつ。基本はたったそれだけのはずなのに、この男がステージに現れたときの、この安心感、期待感はどうだろう。5年ぶっ続けでソロとしてROCK IN JAPANのステージに立ち、毎回のようにサラリと数万人を歌わせ、叫ばせ、踊らせて勝利するヒップホップアーティスト。それがKREVAである。“あかさたなはなやらわをん”“THE SHOW”“ファンキーグラマラス”など、しょっぱなから当然のように鉄板のヒットナンバーを連発すると、ぎっしりと詰まったフィールドの後ろまで、突き上げられた拳が広がっていく。さらにメロウな名曲“音色”“ひとりじゃないのよ”を経て、“Have a nice day!”と夏休みのアンセム“イッサイガッサイ”で心地いいハンドウェーブの波がフィールドを飲み込んでいく。いやーマジで気持ちいいわ、これ。と思っていたらここでKREVAから衝撃の言葉が。「超スペシャルな企画を用意してきました! 今日、ここに、世界で俺だけしか呼べないゲストを呼んできたぜ、教えようか? KICK THE CAN CREW!!」。袖から駆け込むLITTLE、MCU、そして流れてきたイントロはあの“イツナロウバ”! 思わぬ超ビッグなサプライズ、そして数年のブランクを感じさせない3人のマイクリレーに感極まる観客に、続けてキックされたナンバーは“アンバランス”! そしてふたりがステージから去った余韻の中で、鳴らされたラストの1曲は“スタート”だった。「ここの終わりが、次のスタートだぜ」というKREVAの言葉に含まれたいくつもの意味を感じさせるような、歴史的な瞬間を目撃したステージだった!(松村耕太朗)