1‐2 ビジャレアル


カンプ・ノウでの2位と3位の直接対決。
バルセロナはメッシ・デコ・プジョルを欠く布陣。
今シーズン、メッシを欠いた試合は4勝1敗4分けととりわけ悪いわけではない(1敗はクラシコ)。

攻撃陣は、アンリが左ウイングで、ロナウジーニョがやや右に位置した。

しかし無理矢理詰め込んだ印象が強く、アンリもパス・ドリブル・シュート全てに精彩を欠いていた。

そのためボールは支配するも、崩しきれない展開が続いた。


対するビジャレアルで光ったのはギジェ・フランコ。


1トップとしてプレーし、ミリトとのマッチアップを繰り広げた。

チームとしても、時間を使うパスを除いては、最短距離でゴールを狙う意図が見てとれた。

そして彼のドリブルがPKを誘う。

これをマルコス・セナがキーパーの動きを冷静に見て先制点を沈める。ビクトル・バルデスは動くのが早すぎた。

後半からロナウジーニョを左に置くと、徐々にチャンスが増えてくる。

そして67分、ロナウジーニョとの壁パスで抜け出したイニエスタが、サイドを完全に切り崩しシャビのゴール。

ビジャレアルとしては人数は足りていただけに悔やまれる失点となる。

しかし逆転を狙いにいったバルセロナは、81分、裏への飛び出しに無警戒で交代で入ったトマソンに決められる。


この後、両チームは1度ずつネットを揺らすが共にオフサイド判定となる。しかし、ビジャレアルの方(マルコス・セナのシュート)は確実にオンサイドであった。


今日の結果により、レアル・マドリーとバルセロナの勝ち点差はまた8に広がった。