アジアカップ グループリーグ第3戦 日本 4-1 ベトナム



当然ながら、ベトナムは完全に引いてからのカウンターという戦術をとってきた。

高温多湿・中2日という条件を考えると、なるべくボールを回して一気にギアチェンジすると崩しやすい。



試合は、いきなり先制を許してしまう。その失点の前に、明らかに日本の選手は浮き足立っていた。

ベトナムは1試合を通じて低い弾道のCKを蹴ってきたのだが、こういうことをするのは日本ではまず見られないので焦ってしまったのかもしれない。


しかしその直後、中村俊の個人技から巻が押し込む。遠藤のFKも決まり、前半を勝ち越して終える。


後半もボールは完全に支配。

3点目は鈴木と遠藤がゆったりとパス交換し、遠藤→駒野→遠藤→駒野→遠藤→中村俊の繋ぎは綺麗だった。

オシム監督の下では最高のゴールだろう。



遠藤のFKから巻が押し込んで4点目を取った後、中村俊・遠藤・巻を温存。

水野と佐藤のテストも兼ねていただろう。


しかしここからボール回しが雑になってしまう。中村俊と遠藤の重要性が証明された形となった。

残りはパスを回して時間稼ぎ。


そしてそのまま終了。



結果的には文句なしの1位。しかし次戦はオーストラリアと。おそらくフィジカルで押してくるだろう。

ポイントとしては高原と巻がどこまでボールを収められるか、遠藤と中村憲がどこまで散らせるか、そしていかに近い位置でFKを取れるかだろう。