ナビスコカップ 準々決勝1st 浦和レッズ 1-1 ガンバ大阪
事実上の決勝戦といわれている対戦だが、それはお互いフルメンバーが揃ったときの話。
レッズのバックラインには内舘や、U-20で安田にポジションを奪われた堤など実力的にはかなり厳しい。
対するガンバはFWがケガ、MFとサイドバックが代表といたるポジションが離脱。
レッズは失点をしなければいい、ガンバは1点でも多く取りたいという戦術をとってくると予想したが、ガンバはDFを5人起用してきた。
しかし、ガンバの守備的プランは早くも崩れさる。
前半12分に内舘の放ったシュート(本人はパスと語る)を小野がうまく当ててゴール。これでレッズはかなり楽になる。
無失点で勝てれば、万博で引き分ければOKだからだ.
流れがレッズに傾くかと思われたが、ここからガンバの逆襲が始まる。
17分寺田のクロスをマグノアウベスが思いっきり叩くがポスト。
そして二川2世と言われている倉田秋(彼の名前は覚えておいたほうが良いですよ)がスーパーミドルやドリブルからのシュートで魅せる。
この流れをレッズは止めることができず、とうとうガンバにPKを許してしまう。
しかし、マグノアウベスがこれを外す。
完全に山岸の読み勝ちだった。
レッズは前半終了まで、相手に回させてのカウンターを徹底。
得意のセットプレーではポスト直撃のシュートを堀之内が放ち、うまく前半を終えた。
後半はレッズが積極的にシュートを放つが、小野やポンテがふかしてしまう。
追いつきたいガンバはペースが上がってこない。ガンバのシュートも単発になる。このまま終わるという予想は容易にできた。
選手交代で何とか活路を見出したいガンバ。
でも、レッズはマグノアウベスに仕事をさせない。さすがの試合巧者ぶりだ。
しかし、今年のレッズは追いつかれる癖がついているのか、CKで絶対的な強さを誇る山口をフリーにしてしまう。
これは完全に山岸のミス。PKストップをふいにする。
それにしても山口はセットプレーに強い。マークをはずしてのポジショニング、ジャンプ力、フィジカルどれをとっても一級品。彼の身長があと10cm高かったら、誰も手が付けられないだろう。
試合はここで終了。
レッズには非常に厳しい結果に、ガンバには2戦目を楽に戦える大きなアドバンテージを取り喜ばしい結果だろう。
ただ、マグノアウベスがケガのため、全く予想がつかない。また、あまり名前が出てないが、ポンテとシジクレイは出色の出来だった。
さあ、1週間後、歓喜に包まれるのはどちらのチームだろうか?