目標確認の全体ミーティングが終わったところで、各競技者の目標に「個人差」が浮き彫りになってくるでしょう。

●部活動の在り方について
これは、いつの時代も賛否両論、意見が満場一致になることはないのではないか?と私は、うまくいってほしいと願いつつ、そう思わざるを得ません。
人肌の温度が、千差万別のように、部活動に対しての考え方が一人一人違っていて、それが、ごく「自然」なのではないでしょうか?

この「部活動の在り方」については、周囲の大人たちをはじめ、国家レベルで、「在り方」について意見交換や討論を重ね、ブラッシュアップしていく事が必要なのではないでしょうか?
今昔は、子供たちの体の変化のひとつ「アレルギー」をとってみても、以前はあまり種類が知られていませんでしたが、現在では非常に注意を払わなければなりませんよね。
現在は、過去よりも数倍も、物凄いスピードで「時」は過ぎていると感じますよね。
でも、大人たちはそう察することはできても、子供たちがそのスピードを感じることは難しいと思います。だから、真剣に大人たちが考え、法改正をし、教育現場に反映させていくことが急務なのではないでしょうか?

部活動そのものの在り方を、良い意味で見直す時期かもしれません。
この事については、また、後述することに致します。


●高校レベル練習例

個人間の体力や技量を見極め、強化すべき項目を限られた時間内で如何にして、練習メニューに落とし込んでいくかが指導者の力量になります。

指導者の立場から考察してみましょう。

1.指導者から「9時~14時までを練習時間とする」という時間設定はしない
  練習を開始する前に、選手の体調、疲労度、練習で何を強化したいのか?何を強化する必要があるのか?等は個人個人違うので
  多人数の場合、選手レベルのクラス分けをする。6人程度に分け、その中で練習メニューをリードできるリーダーを配置する。
  リーダーは、部員の体調、疲労度、何を強化する必要があるのか?練習で何を強化したいのか?をヒアリング&アドバイスをしつつ練習メニューを決めていく。

2.練習メニューの申告と指導者からのアドバイス等のカンファレンス
  リーダーは指導者へ練習メニューを申告し、体調不良者等がいる場合のみこれも申告する、指導者は必要があれば練習の質、量を調整する

3.練習メニューの決定・掲示
  決定した練習メニューを、ホワイトボード等に記入し周知させる。

  例1

  開始時刻 8:00~                           全終了時刻 12:00
  1.準備体操          10分
  2.ストレッチ         60分
  3.ランニング         40分
  4.リーダー練習メニュー    60分
  5.指導者補足メニュー     30分
  6.ストレッチとケア      20分

  ミーティング、移動時間     20分

#2まとめ
 特徴としては「徹底して競技者と向き合う」ということです。指導者は選手の方向性を見極め、自主性を重んじ信頼し助言をする。リーダーもまた部員の自主性や積極性を重んじ、かつ管理する。これに尽きると思います。

中高生位の年齢になると「監督(顧問)は俺たち私達の事を心底、向き合ってくれている」と選手たちが感じてくれれば、選手らと四六時中べったり同じ時間を共有しなくても自然と成長していきます。きっかけ、初動を後押しする事が大事と言えそうです。

また、ストレッチに時間をかけて入念に怪我予防をすることが良いでしょう。私自身は「今日はハードなトレーニングをするぞ!」という時にはおよそ90分のストレッチをします。そんなに時間はかけたくありませんが、全身をくまなく解ぐすにはそれだけ時間がかかるものなのです。それから、今日の体調はどうなのか?と確かめながら運動していきます。バドミントンは本当にハードなスポーツで、常時、痛みを抱える選手も珍しくありません。





#2の終わりに


賢明な読者のあなたなら、もうお気づきだと思いますが、今回記した事は他のスポーツをはじめ、社会における「仕事」や「勉強」にもあてはまり、メソッドとして十分使えるかと思います。

「徹底して人と向き合う、かつ時短できる所は時短する」

なんか、矛盾してる感がありますがあとは、あなたの素敵なスパイスを加えて、乗り切っちゃってください!


次回の#3では、「バドミントン用具について」をお届け予定です!お楽しみに!