中学受験・国語ジェネレーションギャップ | 早慶ゼロワン

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こんにちは。早慶維新塾国語担当の青山雄一(あおやまゆういち)です。

 

授業をやっていると様々な文章を読んでいきます。

その時に、子どもが知らないものがたくさんありますが、

正直、「えっ、それを知らないか」というものがあります。

 

どんなものでそれを感じるかを記していきたいと思います。

 

【 伝統的なもの 】

これは、当塾のブログでもでてきています。

干支、年中行事など様々なものがありますね。

ただし、知っていてほしい一方で仕方ないと思う面もあります。

冬至にカボチャを食べる、なんて意識しないとやらないものなのかもしれません。

 

だから、早慶を目指すみなさんには、お子さんのためにも意識してやってほしいと思います。

 

 

 

 

魚は切り身で泳いでないよ、はまちは魚だよ(貝ではないよ)、など授業で教えているのが実情です。

 

【 最近見かけないもの 】

今回書きたいのはここです。

私たち親の世代は普通に身の回りにあったけど、今はないものです。

 

例えば、フィルムカメラ。

これは、なかなか見かけません。時代はデジタルカメラです。(いや、スマホかも……)

だからフィルムって何かわかりません。

(名探偵コナンのアニメでフィルムケースを使ったトリックがありました。

生徒さんはフィルムケースってどんなものかわからずに見ていたそうです。)

せんぬき、缶切り、マッチなどもわからない子どもが増えています。

公衆電話やテレフォンカードもわからなくなってきました。

切手がわからないという生徒もいました。

 

 

意外だと思ったのは、サーカスや空中ブランコを知らない生徒もかなりの割合だということです。

現在の子どもはサーカスを見ないのでしょうか?

あるいは、見ているのだけれども呼び方が変わっているのでしょうか?

(そういえばシルクドソレイユなどをサーカスと言っている子をみたことがないですね。)

【 では、なにをしたらいいのか 】

国語の授業をやっているときは、まず知らないものが出てきたら聞くことといっています。

知らないままにしないことが大切です。

 

集団指導ではなかなか聞けないかもしれませんが、個別指導に通っているならば聞かなければ損をするだけです。

どんどん聞いてしまいましょう。

 

次に、やはり普段からそのようなものに触れてほしいと思います。

サザエさんやちびまるこちゃんなどのアニメでも構いません。

 

夏休みに旅行に行ったときに使い捨てカメラを使ってみる、

バーベキューをするときにマッチをつかってみるなどでもいいです。

 

絵本で『マッチ売りの少女』というものがありました。

これを読んだことがある子はマッチを知っています。

(こういう子どもはそのほかのものも知っていることが多い気がします)

 

とはいっても、いまさら昔に戻って絵本を見るわけにはいきません。

 

ご家庭でもひたすらに机に向かって勉強するだけではありません。

中学受験性だからと言って、ただひたすら勉強をする……

それでいいわけがありません。

 

また、正月だから、冬至だからといって「ハレの日」だけ勉強のために何かをするのではありません。

 

一方で、勉強をしなくていいわけでもありません。

 

いろいろなことに全力でバランスよく取り組むことが大切です。

そして、それが国語の力にも結び付いていくのです。

 

応援よろしくお願いします

 

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