皆さん、こんにちは。
開室宣言以来、更新をサボってましたドクターYです。
2回目の本投稿では、私自身の病に対する向き合い方…、
と言うよりは今後の人生を過ごしていく上での考え方を、
「基本方針」という形で述べたいと思います。
ドクターY基本方針
①私はがん患者ではありません
抗がん剤治療を行ってる最中の人間が、何を宣うのかとお思いかもしれません。
身体的にがん患者であることには間違いありませんが、
これは精神的な面でのことであり、がん患者という立場に甘えていた
これまでの自分自身からの卒業であるとともに、
がんという病からの自立を意味しています。
②私は手術をしません
最初の開腹手術で腹膜播種が見つかり、「胃切除不能」の診断が下ってからも、
何度か手術を勧められる機会がありましたが、全て断ってきました。
それは、臓器を切除することへのリスクを考えた上でのことです。
日常生活を営む人間にとって、欠けていい臓器は何一つありません。
胃との共存を図り、今後転移などに対しても手術以外の治療法を、
身体的負担の少ない必要最低限な形で選択したいと思っています。
③私はがんばりません
がんに罹患するまで(て言うか、つい最近までですが)、
他人の目や周囲からの評価を気にする余り、自分を押し殺して、
「良い人に見られよう」と勝手にがんばっていた自分がいたようです(カミさん談)。
そんなことは止めにしました!!
がんに罹患したお陰で、その呪縛から解き放たれ、
今はこれからの人生を無理せず、ゆる~く穏やかに過ごそうと決意できました。
そもそも、生きとし生けるもの全てが日々生きているだけで、充分がんばってるんです。
④私は「共生(ともいき)」の思いを伝えていきます
②の項目でお伝えしたものの、私は手術そのものを否定するつもりはありません。
様々な症状や著書を見ていく中で、私自身の病に対する向き合い方や、
これからの人生の過ごし方を見つけることができました。
個々の治療に対する考えや生き方を尊重した上で、
この診察室やTwitterで繋がる皆さんとのご縁を大切にして、
互いに支え合い、共に生きたいと思っています。
以上、長々と述べましたが、この場で公表することにより、
私自身が決意を新たにすることができましたし、
皆さんに私の考えや思いを、少しなりと感じ取っていただければ嬉しいです。
ではまたこの診察室でお会いしましょう。