続きの最後です。
カロリーを３０％低く抑えたサルの方が長生きをし、かつ、いろんな病気にもかかりにくいことが分かりました。
さらに、それだけでなく、このサル、若返っていたのです！
これと似たことを経験したことありませんでしょうか。
断食です。
肥満気味だった、知人のご夫婦が、伊豆にある有名な１０日間の断食道場に通う事になりました。１０日間のコース終了後に、ご夫妻にお会いしました。もちろん減量している事は、すぐ分かりました。一番驚いたのは、お二人の顔のいろつやを見たときです。はっきりと、若返っているのです。幼い面影さえも出ていました。
同様な例は、他にもあります。１９９１年に、とても興味深い実験を米国が行いました。米国の砂漠の中に、大きなガラス張りのドームを建てました。外界とほぼ完全に遮断したドームの中に、８人の人間が入り、自給自足の生活をしたわけです。大掛かりな人体実験ですね。
そのとき、通常の食事よりも、３０％程度低いカロリーで生活をしました。すると、みなさん健康が著しく向上したという結果が出ました。そして、正式なデーターにはなりませんでしたが、８人全員、お互い若々しさを実感したという結果が出ています。
日本人で考えますと、成人のカロリーは、平均２１００Kcal程度です。その３０％引きは、約１５００Kcal。ちょっと、きつそ～！でも、チャレンジして若返ってみませんか！
「小腹減った～！」
「何か食べたい～！！」
「ああ、何か、何か、ちょこっと、口にいれたい～！！！」
と、なったときは、喜んでください。
あなたのからだの中で、アンチエイジングに必須の若返りのホルモン、成長ホルモンが、トクッ、トクッと出ているのです（笑）。
飢餓状態の「ハングリー状態」でなく、なんとなく食べたい「クレービング状態」が、30%カロリー減量達成に大きく立ちはだかっています。食事をしっかり摂ったのに、バレンタインのチョコレートを、気がついたら一箱食べちゃったというアレです。ここを、乗り切ると、若返っていくのです。
Dr.ウメジでした♪