下眼瞼(下まぶた)のたるみ取りには二通りの方法があります。切る方法と切らない方法です。

切る方法とはまつ毛の生え際のすぐ下を切開し、たるんだ皮膚と眼輪筋を引き上げると同時に必要に応じて眼窩脂肪を切除します。私は眼窩脂肪を取ると同時に、脂肪が収納されている眼窩隔膜の前壁を補強するように縫合して、再び脂肪が飛び出してこないようにしています。外科におけるヘルニア手術の前壁補強の理論です。

 

それでは下眼瞼除皺手術(切るたるみ取り)の症例です。



手術前

                  ダウン



手術後


 

次に、下まぶたのたるみ取りの切らない方法です。

 

切らないたるみ取りというのは、皮膚にメスを入れずに、結膜(あっかんベーをしたときに見えるピンク色の粘膜)に2㎜ほどの穴をあけて眼窩脂肪を取り除く方法です。皮膚を切らないのでダウンタイムもきわめて少なくとても受けやすい方法ですが、皮膚を切除しなければいけないほどたるみが強い方にこの手術を行うと、脂肪のふくらみは取れるのですが、皮膚のたるみがかえって目立つことがるので注意が必要です。手術の適応になるのは30代から40代後半くらいまででしょうか。

 

それでは下眼瞼結膜側脱脂手術(切らないたるみ取り)の症例です。

 


手術前

                 ダウン

 

手術後

 

下まぶたのたるみ取りの切る手術である下眼瞼除皺術は日帰り手術で45~60分ほどです。リスクや合併症は瘢痕、外反、内出血、感染などです。治療費用は300,000円です

切らない手術である結膜脱脂術は同じく日帰り手術で時間は30分ほどです。リスクは内出血、感染などです。治療費用は250,000円です。

 

 

私どもの下まぶたの手術のページです。

http://www.keisei.ne.jp/futae/menomawari.html

 

 

タウン形成外科クリニック