本日は郡山院で診療でした。
40代の男性が下まぶたのたるみをなくしたいとのことで来院しました。
Baggy Eye (袋状の目)と言われるもので、皮膚が弱まったところに、脂肪が下がってきている状態です。

 

下まぶた結膜脱脂1



たしかに年齢以上にふけた印象を与えてしまうほどたるみが強いものでした。
本来、このような症例は皮膚を切開して引き上げる手術が唯一の方法です。
ご本人は皮膚は絶対切らないで治したいとのこと。皮膚の切開法だと、傷はいずれわからなくなるほどきれいになりますが、最低1週間は腫れますから・・・。
ヒアルロン酸の注射ではどうかとご質問を受けましたが、ヒアルロン酸などの注射はあくまでしわの凹みを盛り上がらせて目立たなくするもので、このようなケースでは残念ながら当てはまりません。(ヒアルロン酸などの注射を総じて英語でfiller、すなわち埋めるもの、詰め物というくらいですから)
そこで眼球結膜(アッカンベーした時のピンクの粘膜の部分)に小さい穴をあけて脂肪を抜く治療を提案しました。下眼瞼結膜側脱脂術といいます。時間は30分ほど、皮膚を切らないので腫れは少ないのが利点です。ただし、皮膚のたるみを取らない分、改善度が物足りない、リスクとしてはしわが出てしまう場合や、内出血などがあります。治療費の目安は250,000円です。


小豆ほどの大きさの脂肪が片側につき3つずつ取れました。

 

下まぶた脱脂2


術後、数週間後に高周波の最新治療サーマクールでまぶたの皮膚の引き締めを行えばさらに効果的です。
皮膚を切らないたるみ手術とサーマクールの併用療法は最近、注目している治療法です。

 

 

私どもの下まぶたの手術のページです。

http://www.keisei.ne.jp/futae/menomawari.html

 

 

タウン形成外科クリニック