今回は聖闘士星矢を取り上げていく。

 

 

聖闘士星矢で青銅聖闘士たちの長兄役と言えば

そう、不死身の男フェニックス一輝だ!

 

 

 

星矢たちがどちらかと言えば

甘い正義を振りかざしている中で

一輝だけはいつもクールであり

情け容赦ない性格の持ち主。

 

 

ただ、作中の戦いを見ていると

意外に優し過ぎる点が見え隠れする。

 

 

今回指摘をしたいのは

幻魔拳を食らわせているのに

わざわざ待ってあげている所あせる

 

 

本来、幻魔拳という技は

相手に幻覚を見せる技である。

 

 

もっと言うなら、その真の恐ろしさは、

幻覚や悪夢を見せるだけではなく

相手の心の中に潜んでいる

恐怖心を増大させて神経にまで攻撃を加え、

精神崩壊まで引き起こす拳とされている。

 

 

そのため、実力差で一輝が大きく勝る場合は

その幻覚の与える精神攻撃だけで

敵の精神はズタズタにされてしまい

心が殺される事で肉体にまで支障をきたす威力。

 

 

しかし、強敵にあたった場合は

ストレートに精神攻撃で倒せない事もある。

 

 

シャカなどもそうだったが

相手の精神力が強すぎるため

悪夢は見せられても

大きく動揺することはなく

冷静に幻惑を打ち破ってくる者もいた。

 

 

だが、この幻魔拳の真の恐ろしさは

一瞬とはいえ、どの相手に対しても

悪夢は見せられている点なのだ!

 

 

それは、イコール

完全無防備を作り出せている。

 

 

完全に幻惑状態で無防備な時に

精神破壊を待つのではなく

おもいっきり至近距離で鳳翼天翔を当てれば

よほどのことが無い限り大ダメージは免れない。

 

 

なのに、一輝は誰が相手であろうと

わざわざ相手がどうなるか

毎度毎度待ってあげている。

 

 

決して、幻魔拳の幻惑を見ている時に

追い打ちの攻撃をぶつけない。

 

 

確実に容赦なく葬るのであれば

相手が誰であっても

幻惑を見せている無防備状態に

更なる攻撃を加えるべきなのにだ。

 

 

そういう意味で、超優しいと称した。

 

 

情け容赦ない性格のはずだが

妙なところで寛大な一輝なのであった。