トキソプラズマ原虫が人を操る?

 

ウイルス、原虫の大きさはどれくらいか知っていますか? 

 

 

 

 

細菌は0.5~5μm、ウイルスは0.02~0.3μm、原虫は1~20μmです。 

 

ちなみに新型コロナウイルスの大きさは0.1μmで、N95マスクは0.3㎛までの微粒子を95%除去できる性能をもっています。

 

つまり、新型コロナウイルスは素通りしてしまうということですが、新型コロナウイルスはエアロゾル(飛沫核)でただようため、N95マスクが有効であるということです。 

 

ご安心下さい!! ということで、本日の本題ですが、ネコとトキソプラズマ原虫です。 

 

ネコは古代から人に愛された動物でありますが、また同時に恐れられ、敬われることもありました。

 

古代エジプトの猫の女神バステト神は聞いたことがあると思いますし、日本では化け猫伝説もなじみがあるでしょう。 

 

そのようなネコの糞便中に含まれ、ネズミやヒトに感染する原虫がトキソプラズマ原虫です。 

 

この原虫に脳が感染するとマインドコントロールされる? ・交通事故に遭いやすくなるかもしれない ・異性に急にもてるようになるかもしれない ・犯罪に走るかもしれない ・自殺をしたくなるかもしれない 上記のような状態になるということを提唱した学者がいます。 

 

1990年にチェコ・カレル大学の進化生物学者ヤロスラフ・フレグル教授です。

 

彼は自身がトキソプラズマ感染症にかかり、そして確信した仮説です。初めはUFOの目撃談並みに一笑に付されましたが、現在ではこの仮説を支持する学者も多いということです。 

 

猫の糞便中に排出されるトキソプラズマ原虫は白血球に感染し、脳内に到達、白血球から脳に影響を及ぼすドーパミン分泌を促し、その結果として恐怖心が和らぐのではないかと言われています。

 

 ドーパミンは精神のコントロールに重要な脳内麻薬であり愛情や不安などの精神活動とも関係が深い物質です。 

 

他にも寄生虫が生物の行動を変えることは昆虫の世界ではおおいようです。

 

たとえばハバヒロカマキリとハリガネムシの例などもあります。

 

 

 

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感染症の世界史 石 弘之 著 角川ソフィア文庫 

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手洗い・うがい・休息 咳エチケット 流行っているところには近づかない 自分や周りの人の防疫をしましょう!!