草の根ささえあいプロジェクト・居場スペ! | ☆産婦人科医・伊藤加奈子のブログ

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アロマ鍼灸など代替療法を治療に取り入れたココカラウィメンズクリニックの院長です。NPO法人ウーマンリビングサポートでは女性のサポート事業などしています。毎日いのちいっぱい生きています☆ハクナマタタ☆

火曜日のよる、
#草の根ささえあいプロジェクト
https://kusa-p.net
#丹羽俊策 さんにお誘いを受け、
#居場スペ!
というワークショップにふらっと
参加させていただきました。
会場は、
#名城大学ナゴヤドーム前キャンパス
#社会連携ゾーンshake
でした
https://plat.meijo-u.ac.jp/shake/

shakeはオープンなパブリックスペースです。
名城大学の社会連携の推進を具体化する拠点。
複雑な社会問題の解決に向け、
行政、企業、NPO、大学などが垣根を越え 
交流する機会を創出し、多様な人の交流を
通じて社会課題に取り組むプロジェクト
の発生を狙う場として設置されました。

そんな素敵な場所が会場で、
あまり内容を把握しないまま
スタートしていた会に滑り込みました。

ホストは
#野生のユースワーカー
#名城大学社会連携センターplat 
#社会連携アドバイザー
#白川陽一 さん。

テーマは、【居場所はつくるもの? 】
つくる・つくられるを超えた中動態的居場所試論

というものでした。
最下部に呼びかけ文をシェアしていますが
わたしは
#中動態
という言葉を初めて知り、
#アウトリーチ
ではない
#デタッチドユースワーク
#出張型ユースワーク
#detachedyouthwork
という言葉を知りました!

中動態のお話しの例えで出てきた
北海道・東北の方言が面白かった!

例、「リモコン押ささった」

〜さる。
「(意図に反して)~してしまう」という意味です。

自分の小さなミスの結果何かが起きてしまったが、
自然発生的であることを強調するための方言です。
「~さる」は「~しちゃう」とはちょっとニュアンスが違い、不可抗力によってしてしまうみたいに、
誰のせいでもないという平和的な解釈で
使うことが多いです。

呼びかけ文:
 「居場所はつくるもの?」と問うた場合、そこに妙な抵抗感が湧き上がることがあります。たとえば「そこが居場所かどうかはつくり手が決めることではない」とか「利用者こそが居場所をつくる人である」とか、そのような反応です。これらは「する-される」という「能動態-受動態」という世界観に基づいた議論です。しかし、この世界観は近代に入って成立したものであり、もっと古くには「中動態」という「能動(する)」でも「受動(される)」でもない態(ふるまい)が支配する世界観がありました。
 実は「能動態-受動態」という世界の見方は、驚くほどに今日の私たちの社会観・経済観を支配しています。一方で、昨今はその世界観の限界が叫ばれたり、逆に中動態による世界の可能性が、特に医療・福祉の現場では盛んに拓かれ始めているといころです。実は、居場所にまつわる種々の議論のしにくさは、「中動態」の視点を取り入れると随分すっきりするということがあると思われます。今回は、従来の居場所を「中動態」の世界で眺めてみることを通して、その場合の居場所はどのように語り直せるのか。そしてどのようにすれば成立が可能なのか、実際的な方法を探ってみようと思います。今までの居場所論にはなかなか無い切り口だと思います。お付き合いください。