映画・子どもたちをよろしく | ☆産婦人科医・伊藤加奈子のブログ

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アロマ鍼灸など代替療法を治療に取り入れたココカラウィメンズクリニックの院長です。NPO法人ウーマンリビングサポートでは女性のサポート事業などしています。毎日いのちいっぱい生きています☆ハクナマタタ☆

不要不急の外出が言われるなか、
どうしても観ておきたい映画を
ミッドランドまで観に行ってきました。

友人からのご縁で、2回会食をご一緒させていただいた寺脇研さんと
隅田靖監督の舞台挨拶もありました。
製作者側の思いや考えを聞くことができてよかったです。

万引き家族、
パラサイト、
プリズンサークル、
そして、
子供たちをよろしく。

関連する映画を
ずっとみてきましたが、
一番重たいものが残る映画でした。

頭の中も、こころの中も、
いまだにモヤモヤ。
まだ言葉にまとめきれずにいます。。


映画の内容については予備知識もあり、
覚悟はできていたものの、、
診察室で出会ってきた子供たち
一人一人の人生と重なって。。

言葉にできない
苦しみをたくさんためこんで、
自分をせめて、
人をせめて、
自分を傷つけて、
人を傷つけて、、いく。

いまの日本の人口から考えると、
1人の子供に7人の大人。

わたしは性教育でライフスキルについてはなすとき、
困難にぶつかったとき
諦めずに3人の大人に相談をしてみてほしい、
と話します。

ただ、援助希求能力が低かったり低下している弱者にはなかなか「助けて」は言えない。
だから、大人がおせっかいやアウトリーチやおもいやりをもてることが大事なんだと、
改めて映画を見ながら考えていました。