今回は熱中症警戒アラートのお話です。

 

 4月ですが、暑い日が続いています。まだ少し早いのではないかと思うかもしれませんが、春でも熱中症には注意が必要です。

 

 寒い日もあれば暖かい日もあり一日の中でも寒暖差が大きい時期のため、体温の調節が難しく体も暑さに慣れていません。

 

 熱中症による健康への被害が予測された場合に発表される熱中症警戒アラートについて、気象庁と環境省は、4月24日からことしの運用を始めると発表しました。ことしは過去に例のない広域的な暑さを想定した熱中症特別警戒アラートの運用も新たに始まります。

 

 熱中症警戒アラートは、熱中症による健康への被害が予測された場合に気象庁と環境省が発表する情報で、ことしは4月24日から10月23日まで運用されます。

 

 前日の午後5時ごろと当日の午前5時ごろ、気温や湿度などをもとに算出される暑さ指数が、予報区内で1か所でも33以上と予測されると発表され、昨年は延べ1232回でした。

 

 気象庁と環境省は、この情報が発表された場合は不要不急の外出を避け適切にエアコンを使用するほか、のどが渇く前にこまめに水分を補給したり、運動を原則中止したりするなど、ふだん以上の対策が必要です。

 

 また、ことしから新たに熱中症特別警戒アラートの運用が始まります。都道府県内のすべての観測点で暑さ指数が35以上と予測された場合、前日に発表されます。熱中症特別警戒アラートが発表された場合は健康に重大な害が出るおそれがありますのでご注意ください。