皆さんこんにちは😃


歯科医師の円居です。






私はこれまで19年間歯科医師として顎関節症の患者様の治療を行ってまいりました。






19年間で約300人以上の患者様を見させていただきましたが、知らず知らずのうちに顎関節症の症状を発症されてる方がたくさんいらっしゃいます。






今日は噛み締めや食いしばりが顎関節に及ぼす影響についてお話ししていきます。




噛む力が加わるとどのようなことが起きてくるのでしょうかまずご自身が噛み締めや食いしばりをしているかどうか下のセルフチェックをしてみて下さい。








【  噛み締め、くいしばりのセルフチェック   】


◻︎自分の歯🦷がすり減っていると感じる。


◻︎歯があちこちしみる感じがする。


◻︎上顎の真ん中や下の顎の内側や、外側にゴツゴツとした骨の隆起がある🦴。


◻︎前歯の先端がギザギザしている。


◻︎ベロ👅にギザギザした跡がある。



◻︎ほっぺたの内側の粘膜に白い線が入っている。



◻︎朝、起きたときに顎の周りの筋肉がだるい疲れた感じがする。





上にチェックが一つでも、入っているかたは、

【  歯ぎしり、くいしばり  】があるかも知れません。








それでは本題に入っていきましょう^_^







まず[  噛み締めや食いしばり ] が人体に及ぼす影響について説明していきます。



1     強い噛み締め食いしばりが起きると、


歯や、
その周囲のクッション性のある歯根膜と呼ばれるそしき

そして顎の骨💀

や顎関節  に力が伝わってきます。




2    強いかみしめが起きることで顎関節を構成している下の顎の骨のか頭  (突起の部分)と呼ばれる場所が奥の方へ350 ± 210μm偏位すると言われています。



つまり強いかみしめが起きると顎関節の部分が奥へ押し込められていくのです。




簡単に言うと普通の噛む力の状態であごを右へ動かすと、




その時に右側の顎の部分が1ミリ動くとしたら、


強い噛み合わせで動かした場合は通常の2から3倍

約3ミリ動くのです。

なぜ関節が奥へいくことが悪いのでしょうか?




強い噛み締め時に、


【   奥歯   】にはその噛み合わせの力が歯🦷の植立し



ている方向へうまく力が伝達されて、歯に影響が出ないように力の分散が行われます。



一方   【   前歯    】には



唇側に押し広げられる力がかかり、歯の軸が唇側へ傾斜してしまうような形になります。(  つまり強くかみしめたときに前歯には出っ歯になるような力が加わってしまうのです。  )




この力を分散するためにもともと人の体に備わっている安全機構が働くことで前歯が守られているのです。




次回に続く、、、