なぜ貯金口座にはお金を入れず投資に走るのか
理由はシンプルで、貯金口座にお金を入れていてもまったく増えないからです。私と夫が利用しているBank of Americaの貯金口座の金利は0.01%2万5000ドル(レートを無視して250万円と考えてください)を貯金口座に入れ10年ほど放置すると、2万5025ドルと25ドルだけ増えることになります。 計算機はこれを使いました。どこの計算機でも似たような数字になります。10年で25ドル金利が1%の口座を開設したとしても、10年後には2万7615ドルにしかなりません。25ドルよりはましですけどね。(金利が1%の貯金口座はかなり珍しいのですが、無いわけではないので例としてここでは使っています。)一方、インデックスファンドなどどの投資信託に同じ金額を投資すると10年後にはどうなるか。人気のあるS&P500 Index Fundを例に使うと、10年間の利回り(リターン年率)が7%ほどです。 データは2012年の利回り率なので少し古めです。情報源 利回りについて日本語で読みたいよ!という方にはこちらがお勧め→★7%を同じ計算機に入れてみると、4万9178ドルになります。10年で2万4178ドル(241万)ほど増えることになります。違いは歴然ですね。次に、毎月100ドル(1万円ほど)入れ続ける計算をしてみましょう。0.01%金利の貯金口座だと、3万7031ドル(370万)になり、7%利回りのインデックスファンドだと、6万6380ドル(663万円)になります。同じ250万円のスタートで、毎月1万円ほど入れても、入れる場所によって資産の増え方がかなり異なることが分かると思います。250万とは言わず、10万円でスタートし毎月1万円ほどいれるパターンてもかなりの差がでます。計算機を使って数字を見てみてください。数日前に書いたリタイアメントの資金準備で使う401K, IRA,HSAや子供のための学費貯金などは投資信託や投資信託と似たようなETF(ETFについては日を改めて書きたいと思います)に長期投資する人が多いと思います。この長期投資方法はウォーレン・バフェットが勧めるやり方でもありますね。ただ、リタイアメントのための投資以外にこういうやり方が一番いいのかと聞かれると、答えは「ノー」だと思います。個人的な意見ですけれどね。ニューヨークには桁外れのお金持ちがたくさんいます。オールドマニー(Old Money)の富裕層になればなるほどファイナンシャルプランナーに任せてこういう長期的投資をするそうです。