皮膚科を苦手にしている学生さんは多いと思います。
苦手な理由を挙げたらきりがありませんが。
○ 内科みたいに理論的でない( 気がする )。
○ 画像だけで判断する問題が多い。
○ 皮膚病変にはバリエーションがあって、同じ疾患の皮膚でも患者によって違って見える。
○ 似た名前が多く紛らわしい。
○ 選択肢に未知の疾患が登場し誘惑してくる。
などです。
そもそも皮膚科は各論中心です。
つまり疾患1つずつを覚えていくしか仕方ない科であることを理解してもらった上で
卒試 国家試験対策を提案します。
① ビデオ講義を見ることが出来る環境の方は、まず見ましょう。
② 講師の解説を聴き漏らさず、メモしましょう。
③ テキストの画像については、見ただけで疾患名がわかるように何回も見返しましょう。
④ レビューブックなどの画像も一通りみて覚えましょう。
⑤ レビューブックでの知識の整理しましょう。
まず① ②ですが、
MECなら6コマあります。
総時間は7時間くらいです。
頑張れば2日くらいで見ることができます。
その時貪欲にメモを取りましょう。
講師が言っていることを聴き漏らさずメモするのです。
どの授業にも言えることですが、なんとなく聞き流してはいけません。
講師の解説には、皮膚科と言えども理論的な説明が多くあります。
理論は暗記の役に立ちます。
後でテキストを復習するときにも、メモが役に立つのです。
③ 画像集をみて疾患名を瞬時に言えるようにしましょう。
その際、疾患のキーワードも思い出しましょう。
例えば
顔の血管線維腫をみて、結節性硬化症と分かるのが第1目標です。
次に結節性硬化症から、どれだけキーワードが出るか。
出来るだけ多く出せるようにするのが第2目標です。
④ レビューブックや100%を使います。
まずは③と同様に、これらに載っている画像をみて疾患名が言えるようにします。
同じ疾患ならば、ビデオ講義の画像とレビューブックの画像は同一か似ています。
似ていない場合は、
あんまり深入りせず、そんなのもなんだと諦めましょう。
⑤ 知識の整理は
まず目次を使いましょう。
レビューブックなら章のはじめに目次があります。
これを見れば、各疾患がどんなグループに属しているかが分かります。
グループを意識しましょう。
紅斑なのか水疱なのか膿疱症なのかなどです。
まずは必修範囲の皮膚疾患からおさえてください。
このような勉強法はどうでしょう。
まとめ
まずは国試過去問の画像を見て疾患名がわかること
その際に思い出せる関連キーワードの数を増やしていってください。
不得意、嫌いと諦めないで頑張ってください。
以上です。