《朝とパンと珈琲タイム》
《朝とパンと珈琲タイム》休みの朝ゆっくりとでも少し早めに起きて馴染みのパン屋へと出かける店の扉を開くと軽やかなクラシックのBGMが出迎えてくれ休みの日でもせかせかとした外の世界とは違うゆったりとした空間が自分をつつみこむ軽めのいくつかのパンをトレーにのせレジに向かう「いらっしゃいませ~」赤い頭巾とエプロンを身につけた看板娘に珈琲を追加オーダーすると窓際にあるカフェコーナーで今しがた買ったばかりのパンを熱い珈琲が静かに冷めていくのを感じながら遅めの朝食を愉しむ窓の外ではおしゃれした女の子が嬉しげな横顔を見せて歩いてくる次いで視線の先からやってきたボーイフレンドと「待った?」というようにお互いが微笑み会った白や銀やベージュ色の車が道路を往来してそれぞれ違う世界を持つ人々が日射しを反射させながら急ぎ去っていく昨日までの自分がそうであったようにほんの十数分映画のように窓の街並みを眺めどろどろとした灰色の昨日を後悔しながら自分をリセットする珈琲に焼きたてのパン遅い朝食続かない束の間の自由これから、というそんなひととき・・