GENELEC 8341AはTAISアダプター開発時のリフェレンスも兼ねて購入しました。


このGENELEC 8341A を民生機のいわゆるハイエンド機器の音の出口に使うとどうか、と言うのは結構興味があると思われますし、以前にもレポートを何度かしてそれなりに反響もいただきました。


私なりの結論はハイエンドスピーカーやパワーアンプの代替にはならないのではないか、と言う結論です。それは今も変わりません。


GENELECが聴かせてくれる世界とA300とYG  Acoustic VANTAGEが聴かせてくれる世界は明確に異なります。


ただ、少なくとも世界は違うが質としては同等だとも思うのです。


今回、光絶縁カスケードと言う新たな取り組みで音が一段階上がった感じがあり、その状態でGENELECを聴くと素晴らしいものがあります。


例えばこちら。

ADOさんのひまわりです。


A300+VANTAGEで聴くこの曲はADOさんのボーカルが真ん中にピンポイントで定位しピアノやシンセサイザーの音が細部のテクスチャを伴って空間を埋めるのです。非常に気持ちいい音です。


GENELECでは音の一音一音が剥き出しになった感じになります。上流を強力にした影響か、以前のように明らかに民生機がいいと言う感じでもなく、気持ちよさはないものの、すごい感は同等です。


剥き出し VS  滑らか という感じです。


値段は定価ベースではA300+VANTAGEはGENELEC 8341Aの10倍です。


やはり、GENELECはハイエンドの音を安く手に入れたいなら筆頭の候補だと思います。というか、まずGENELEC 8331以上のThe Oneの音を体験してから、ハイエンドスピーカーやアンプに手を出した方がいいと思います。


ハイエンド機器は組み合わせ次第で音がどうにでもなります。実は我が家のスピーカーケーブルも自作からls2404 Airに戻しました。それは解像感よりも多少緩めで滑らかにした方が気持ちがいいからです。


このような調整はGENELEC8341Aではできません。しかし、その音ははっきりとハイエンド機器のリファレンスたり得る質を持っていると、今回改めて感じました。


またGENELECの音が気に入れば、それでゴールでもいいのではとも思うのです。そこから上の音は質よりも感性の世界なんじゃないかと思うので。