一年、前の記事です。

息子の友達が何人かやってきて、オーディオを聴いていきました。全員がMichael Jacksonのアルバム、Dangerousにレベチだ!!!と感動して帰りました。彼らは、初め、ホームシアター用のスピーカーも使って再生していると思ったらしいです。

 

マイケルジャクソンのこの頃のアルバム、Thriller,Bad, Dangerousの立体的な音響は2チェンネルとは思えないほど、上下左右、時に後ろから音が迫ってきます。この音はBruce Swedenという稀代のMixierとの共同作業で生まれたものだと思っています。


いずれにしてもたったの2chのステレオであっても、アーティストによっては明らかに音が立体的に空間に配置されるように工夫して録音しています。その工夫が私たちの前に現れるには、それなりのシステムが必要になるのです。残念ながら、イヤホンではその工夫は今のところ、限定的にしかわかりません。いわゆる空間オーディオは多少その雰囲気を感じられますが、今のところステレオ再生のかなり練られたシステムには全く敵わないと思います。

 

じゃあ、そういった体験をするためにどんなシステムにすれば良いんだ、という方のために、我が家で試して立体的に再生できる最低限のシステムをご紹介します。

できるだけ安価にしたいなら、筆頭に挙げられるスピーカーは私が聴いた中では、PIEGA ACE 30です。非常に小型ですが、その音響空間の構成はハイエンドシステムに近いものがあります。おそらく、アーティストの工夫が明らかにできる最低限のラインだと思います。我が家にはDALI Menuetや、LUMINA II Amatorもありますが、それらよりも立体的な再生という意味では、ACE 30のほうが優れています。

 

このPIEGA ACE 30に、S.M.S.L. AO200というBluetoothでそこそこの音がするアンプを組み合わせるのが最も安価なシステムだと思います。