何故か最近、近江俊郎さんの山小舎の灯火、という曲を気に入って聴いています。この曲が発売されたのは、1947年。団塊の世代の方たちがまさしく生まれている頃です。

 

 

 

ネット上には音源として、上記のオリジナル版と、1991年に発売されたステレオ版があります。私が聴くのはもっぱらステレオ版。

 

私の印象では、レトロ音楽と言えば、まさしくこんな曲なのです。

私の知りあいのお嬢様が、今年、信州大学に入学。元々音楽をやっていたのですが、レトロ音楽倶楽部に入ったとのこと。色々興味があって、ホームページをみてみました。

 

 

彼らが演奏している曲名をみてびっくり仰天です。

スピッツ ロビンソン

荒井由実 ルージュの伝言

ビートルズ Let it be

 

ろ、ロビンソン・・・・・。レトロ・・・・?

しかも、このポスターの感じ。

 

ロビンソンって・・・・・。これ、レトロにしちゃうの。

せめてスタンダートといって欲しい。倶楽部の名前をスタンダード音楽倶楽部に変えてほしい。

だって、だって、だって、私からしたら、君らが演奏している曲の中にレトロ音楽は一つも無いんだもの。

 

彼らのYoutubeチャンネルはこちら

 

そもそも、この絵が、チョット大正。

でもね、今の若者にとって、60ぐらいの私も80ぐらいの人々もおんなじなんだろうなと。もうね。この絵を見たら

私だって、レトロだって思いますよ。でも曲はね、私にとってはレトロじゃないんですよしつこいですけど。

 

彼らが演奏している一番古い曲は1961年発売の上を向いて歩こう。

 

そうだ。はたと思い至りました。

ロビンソンの発売は1995年。今は、2024年。29年前です。ルージュの伝言に至っては、1975年。なんと、49年前です。ユーミンの高音が出なくなるわけです。

 

私が大学生だったのは1980年代後半です。その頃からすると、29年前は、1955年頃。49年前は、1935年頃です。

そう思うと、例えば、1955年のヒット曲は「月がとっても青いから」菅原都都子さん。完全に懐メロです。1935年のヒット曲はディックミネさんと星玲子さんのデュエット「二人は若い」。もうね、全く知りません。

 

彼らがレトロ音楽倶楽部と称しているのも納得してしまいました。

 

でもね、だったらもうちょっと本格的にレトロなやつもやって欲しいな。老人ホームの慰問でルージュの伝言歌ってもあんまり喜ばれないかもよ。多分、山小舎の灯火がちょうど良い感じだと思うけどな。