あり得ないような値段のLANケーブルがあります。例えば、我が家の虎の子ケーブル アコリバのLAN Quadrant Triple C、これ、10万円弱の定価です。
このケーブルは、なんと4本の全く別のケーブルで伝送するという他にはない構造です。
このケーブルをシステムに導入する効果は、かなりハッキリとあります。ただ値段が高い。
さすがにLANケーブルに10万円近いお金は出しにくいです。というか普通は出さないです。だって、スピーカーケーブルなどと違って規格がきちんと決まっていてそれを守って作る限り、ある程度の品質は保証されているはずですから。でもね、これで音が変わってしまうのが、不思議なところなんです。
さて、この我が家の虎の子 のアコリバLANケーブルをどこに使ったら良いのか。です。
我が家のオーディオルームのLAN環境は以下の様になっています。
壁LANコンセント→①→Ediscreation FiberBox2→②→Ediscreation Silent Switch
→③→Silent Angel Z1
→④→Neo Stream
→⑤→DELA N1A/3(NAS)
→⑥→光メディアコンバーター→AV器機用HUB
Ediscreation Silent Switchには③〜⑥のLANケーブルが繋がっています。
実際、音楽の再生に関係するLANケーブルは、Streaming再生では、①、②、③、④。
NAS内のデータ再生では、⑤、③、④、という事になります。
現在、①、②はAIM電子 NA6、③はAIM電子 NA7、④はアコースティックリバイブ LAN Quadrant TripleC、⑤はJS-PC audio NOCX2を使って居ます。
この中でこれまでの経験上、最も音の変化が大きいのは④のStreamer直前のLANケーブル、次いで⑤のSilent Angel Z1のLANケーブルでした。実は、今回ここの質をあげるべく、久しぶりにFidelity Gate製のLANケーブルを購入してみました。ショップの方の話ではやはりコスパは高いとのことでした。ただ、0.8mで8.8万円とかなりの高額ですが、大幅割引があり、ある程度安価には購入できました。
さて、これをどこに使おうかなということで、まずは、NeoStreamへのLANケーブルをLAN Quadrant TripleCから、FidelityGateのケーブルに交換してみます。
すると、LAN Quadrant TripleCの方が音のほぐれ具合が多少良いのですが、良い勝負です。コスパは確かに高いです。NA7と比べるとわずかにFidelityGateの方が音の鮮度が高く感じます。
という訳では、我が家のLANケーブルでいろいろと音を比べてみると、
LAN Quadrant Triple C>Fidelity Gate>AIM電子NA7>JS-PC audio NOCX2>AIM電子NA6>>>AIM電子NA2
という感じでした。AIM 電子 NA2は汎用ケーブルの高品質のものと同等か多少良いぐらいですから、おそらく余り差が無いのかもしれません。
NA6になるとかなり音の分離や粒立ちに差がでてきて、NA7以上はおそらく誰でも結構違うと言うレベルで音が良くなります。
ちょっと時間をかけてこれから①から⑤のケーブルをNA2とNA6の両方に変えてみてその音の変化の大きさをみてみようと思います。そして最も音の変化が大きい部分に虎の子ケーブルを投入するのが正解だろうと推定してみようと思います。
長くなったので続きは次のブログで